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外壁クリア塗装のメリット・デメリットと費用相場!失敗しないための外壁診断と最適なタイミング


外壁クリア塗装のメリット・デメリット

せっかくお気に入りのレンガ調やタイル調のデザインを選んだのに、外壁塗装をすると一色に塗りつぶされてしまうの?」そんなお悩みをお持ちの施主様が増えています。


一般的な外壁塗装では、既存の柄や色合いを上から新しい塗料で塗りつぶしてしまうため

新築時にこだわった美しい外観の質感が失われてしまうことがあります。そこで今、大きな注目を集めているのが「クリア塗装(クリヤー塗装)」です。


クリア塗装は、透明な塗料を使用して外壁の表面をコーティングする特殊なメンテナンス

工法です。既存のデザインや質感をそのまま100%活かしつつ、紫外線や雨風による劣化

から建物を守ることができるという、非常に優れた特長を持っています。


しかし一方で、すべての住宅にクリア塗装が適しているわけではなく、外壁の劣化状況や

素材によっては施工が不可能なケースや、施工後に大きなトラブルに発展してしまう落とし穴も存在します。


本記事では、外壁リフォームのプロの視点から、クリア塗装の基礎知識、通常塗装との明確な違い、選ぶことで得られる5つのメリット、そして絶対に避けては通れない4つのデメリットや注意点について徹底的に解説します。



あなたの家にとってクリア塗装が本当に最適な選択肢なのかどうかを見極めるための全知識をお届けします。



~目次~

外壁クリア塗装のメリット・デメリットと費用相場!失敗しないための外壁診断と最適なタイミング




1.外壁の「クリア塗装(クリヤー塗装)」とは?基礎知識と通常塗装との違い

クリヤー塗装

1.1 クリア塗装の本質:顔料を含まない透明な保護膜

外壁のクリア塗装(業界の正式な標準呼称としては『クリヤー塗装』と表記されることが

多いですが、一般的にはクリア塗装として広く認知されています)とは、塗料の「」を

決定づける主成分である「顔料(がんりょう)」が一切含まれていない、完全無色透明の

塗料を使用して行う塗装工法のことを指します。



通常の塗料には、赤、青、白、ベージュといった様々な色彩を表現するために、細かな色の粉末である顔料が配合されています。


この顔料が外壁の表面を覆うことで、古い外壁の汚れや以前の色を完全にシャットアウトし、新しい色へと均一に塗り替えることが可能になります。


一方で、クリア塗料にはこの顔料が含まれていません。

そのため、塗料自体は液体および乾燥後の塗膜ともに無色透明であり、塗布した下地(外壁材そのものの模様や色彩)がそのまま100%透けて見える仕上がりになります。


つまり、「色を塗る」というよりも、「外壁の意匠をそのままに、透明なガラスのようなシールドで表面をラミネートコーティングする」という表現が最も適しています。




1.2 通常の着色塗り替えとの決定的な違いとメカニズム

通常の外壁塗装とクリア塗装の最も決定的な違いは、その「施工目的」と「塗装の工程(ステップ)」にあります。


通常塗装の目的は「美観の刷新」と「保護」です。古くなって色あせた外壁や、汚れてしまった壁面を好みの新しい色で塗りつぶし、住まいのイメージを一新させることが主な役割です。


工程としては、下地と中塗り塗料を接着させるための「下塗り(シーラーやフィラーなど)」を1回、色を均一に出して厚みを持たせるための「中塗り」を1回、仕上げの「上塗り」を1回の、合計「3回塗り」が業界の絶対的な基本ルールとなっています。

ここで使用される下塗り材の多くは、白色や不透明な乳白色をしており、下地の汚れを覆い隠す性質を持っています。


これに対してクリア塗装の目的は「現在の美観の維持」と「保護」に特化しています。

外壁の色を変えることなく、現在の美しいグラデーションや立体的な質感をそのまま残

すことが目的であるため、白色などの不透明な下塗り材を使用することができません。


もし下塗り材を塗ってしまうと、その時点で自慢のサイディングの柄が真っ白に隠れてしまうからです。


そのため、クリア塗装では下塗りという工程を基本的に省き、透明なクリア塗料をそのまま外壁材に直接塗布して、それを2回重ねて仕上げる「2回塗り」が基本のメカニズムとなります。


このように、使用する塗料の成分構成だけでなく、施工の手順そのものが通常塗装とは大きく異なっているのです。




2.クリア塗装を選ぶべき5つのメリット

デザイン性に優れた現代の住宅において、クリア塗装が選ばれ続けるには明確な理由があります。ここでは、他の塗装工法にはない独自のメリットを5つのポイントに絞って詳細に

解説します。



2.1 メリット1:お気に入りの意匠性(レンガ調・タイル調など)を100%残せる

クリア塗装を選択する最大の、そして唯一無二とも言えるメリットが、現在家が持っている素晴らしいデザイン性や質感をそのまま維持できる点です。


近年の戸建て住宅、特に窯業(ようぎょう)系サイディングボードを使用している住宅では、高度な印刷・成型技術によって、本物そっくりのレンガ調、重厚感のあるタイル調、自然な風合いの石目調、あるいはランダムなグラデーションが施されたマルチカラーデザインなどが多用されています。これらのサイディングは、複数の色が複雑に重なり合うことで独特の立体感や高級感を醸し出しています。


もしこれらを通常の色付き塗料で塗ってしまうと、どれほど腕の良い職人が塗ったとしても、単一のベタ塗り(1色での塗りつぶし)になってしまいます。

2色、3色を使い分ける特殊な塗装工法もありますが、施工費用が非常に高額になる上に

新築時と全く同じ繊細なニュアンスを再現するのは極めて困難です。



クリア塗装であれば、透明な膜を張るだけですので、サイディングが持つ元々の美しいデザインや意匠性を100%そのままの状態で後世に残すことができます。


お気に入りの外観の雰囲気を一切変えたくないという施主様にとって、これは何物にも代えがたい最大のメリットです。




2.2 メリット2:外壁に美しいツヤと瑞々しい光沢を与えられる(ツヤ消しも選択可能)

クリア塗装を施書くことで、経年変化によって少しカサついて見えていた外壁の表面に

新築時を彷彿とさせる、あるいはそれ以上の美しいツヤと瑞々しい光沢を与えることが

できます。


透明な塗膜が光を均一に反射するため、建物全体が新しく生まれ変わったかのような清潔感と高級感を放つようになります。


外壁リフォームにおけるクリア塗装の色の変化として知っておくべきなのは、「塗装後はまるで外壁に水を掛けた時のように、色合いがワントーン深く、鮮やかに落ち着く」という

現象です。これにより、色褪せて見えていたデザインがクッキリと蘇る効果が得られます。


また、「ピカピカした派手な光沢は苦手」「近隣の街並みに合わせて落ち着いた仕上がりにしたい」という施主様のために、現在のクリア塗料はバリエーションが非常に豊富です。


完全に光沢の出る「ツヤ有り」だけでなく、光沢を適度に抑えた「3分ツヤ有り」、さらにはツヤを完全に消し去りながら保護機能だけを付与する「ツヤ消し(マット仕上げ)」など

施主様の好みに応じてツヤの度合いを柔軟にコントロールすることが可能です。




2.3 メリット3:外壁を触ると手が白くなる「チョーキング現象」が原理的に発生しない

通常の着色塗装を施した外壁は、築年数が経過して劣化が進むと、壁に触れた際に手のひらに真っ白な粉が付着するようになります。


これは「チョーキング現象(白亜化)」と呼ばれるもので、外壁塗装における最も代表的な劣化のサインです。


チョーキング現象が発生する原因は、塗料に含まれている「顔料」が、長年にわたって太陽からの紫外線や雨風に晒されることで徐々に分解され、成分が粉末状になって表面に浮き

出てくることにあります。


しかし、前述の通りクリア塗料にはそもそも「顔料」が一切含まれていません。

原因となる物質が最初から存在しないため、クリア塗装を施した外壁では、どれほど年月が経過して塗膜自体の寿命が近づいたとしても、チョーキング現象が原理的に発生しないという非常にユニークな特徴を持っています。


壁に寄りかかったら服が白く汚れてしまった」というような日常のプチストレスが発生

しないのは、隠れた大きなメリットと言えるでしょう。




2.4 メリット4:強力なUVカット機能と防水性で、大切な住まいを長期にわたり保護

透明な塗料だと、色付きの塗料に比べて耐久性が劣るのではないか?」と心配される方がいらっしゃいますが、それは大きな誤解です。


現代の最新テクノロジーによって開発されたクリア塗料は、通常の色付き塗料と同等、あるいはそれ以上の極めて高い保護能力を有しています。


特に、多くの大手メーカーから発売されているクリア塗料には、非常に強力な「紫外線吸収剤(UVカット成分)」や「光安定剤」が配合されています。

これにより、建物の最大の敵である紫外線によるサイディング自体の色あせや崩壊を完全にシャットアウトし、外壁材の寿命を大幅に延ばすことができます。


さらに、緻密な塗膜が外壁の表面を完全にパッキングするため、雨水の侵入を強固に防ぐ

高い防水性能も発揮します。


また、親水性(水になじみやすい性質)を持たせた低汚染型のクリア塗料を選べば、外壁に付着したチリやホコリなどの汚れが、雨が降るたびに自然と洗い流される「セルフクリーニング効果」も期待でき、長期間にわたって建物の美しさをキープします。




2.5 メリット5:下塗りを省く2回塗りが基本のため、工期短縮や一部コスト削減につながる

通常の外壁塗装では、「下塗り・中塗り・上塗り」という3つの工程をクリアするために

それぞれの塗料が完全に乾燥するのを待つ必要があり、どうしても現場での施工日数が長くかかってしまいます。


一般的な戸建て住宅の場合、塗装工程だけで1週間から10日前後の工期が必要です。


一方のクリア塗装は、白色の下塗り材を使用しないため、「クリア塗料の1回目(実質的な中塗り)」と「クリア塗料の2回目(上塗り)」の合計2回の工程で完了します。

塗る回数が3回から2回へと減るため、当然ながら職人の人件費(手間代)や、塗料の総乾燥待ち時間を大幅に削減することができます。


これにより、全体の工期を通常塗装に比べて数日間短縮させることが可能となり、施主様が工事期間中に感じるストレス(足場に囲まれて窓が開けられない、洗濯物が干せない等)を最小限に抑えられます。


さらに、工程が減ることで、同じグレードの耐久性を持つ着色塗料を使用した場合と比較して、施工総額が約10万〜20万円ほど安価に抑えられるケースもあり、コストパフォーマンスの面でも非常に有利です。




3.事前に知っておくべきクリア塗装の4つのデメリットと注意点

クリヤー塗装

クリア塗装は非常に魅力的な工法ですが、完璧な万能薬ではありません。


むしろ、通常塗装よりもシビアな条件が求められるため、デメリットや注意点を正しく理解しておかないと、「こんなはずではなかった」と後悔するリスクが高まります。ここでは

絶対に知っておくべき4つのポイントを詳しく解説します。



3.1 デメリット1:既存のひび割れや傷、色あせ、汚れを一切隠すことができない

クリア塗装を検討する上で、最も厳しく認識しておかなければならないデメリットが

透明であるがゆえに、外壁が今抱えている欠点を何一つ隠すことができない」という点

です。


住宅の築年数が10年を大きく超えてくると、外壁サイディングには紫外線による色あせ(チョーキング)、雨だれによる黒ずみ、カビやコケの発生、さらには建物の挙動による微細なひび割れ(ヘアクラック)や欠けなどが必ず発生します。


通常塗装であれば、これらの欠陥を補修材(パテやシーリング)で埋めた後、上から不透明な塗料で塗りつぶすため、傷跡を完全に隠して「まるで新築の壁」のように見せることができます。


しかし、クリア塗装ではそうはいきません。ひび割れを補修した跡も、カビによる変色も

すべて透明なガラス越しに見るかのように丸見えになってしまいます。


もし汚れや傷がある状態のままクリア塗装を強行してしまうと、その傷や汚れを「透明な塗膜で永久に閉じ込めて固定する」ことになってしまい、非常によろしくない見栄えになります。


クリア塗装を行うためには、外壁が「まだ十分に綺麗であること」が絶対条件となります。





3.2 デメリット2:コーキング(シーリング)の処理に「後打ちが基本」という特殊なセオリーが必要

サイディング外壁のメンテナンスにおいて、ボードとボードの隙間を埋めているゴム状の

部品「コーキング(シーリング)」の打ち替えは、外壁自体の塗装と同じくらい重要な工程です。


通常の外壁塗装では、先に古いコーキングを引き抜いて新しいコーキングを充填し、それが乾いた後に上から丸ごと塗装を行う「先打ち(さきうち)」という工程が一般的です。

こうすることで、コーキングの上にも塗膜が乗り、紫外線からコーキング自体を保護できるからです。



しかし、クリア塗装においてこの「先打ち」を行うと、深刻なトラブルの原因になります。


透明なクリア塗料の塗膜は硬く、一方で下地にあるコーキングは地震などの揺れを吸収するために柔らかく動きます。そのため、コーキングの上にクリア塗膜が乗ると、コーキングの動きに塗膜が追従できず、塗装後わずか数ヶ月から1〜2年でクリア塗膜がベリベリとひび割れたり、剥がれたりして白く濁ってしまうのです。

また、コーキングに含まれる成分がクリア塗料と反応して、黒く汚れる原因にもなります。


これを防ぐため、クリア塗装では「先に外壁のクリア塗装を完全に終わらせ、その後にクリア塗料が乗らないように細心の注意を払いながらコーキングを打ち替える」という『後打ち(あとうち)』が鉄則のセオリーとなっています。



後打ちを行う場合、コーキング自体が太陽光に直接晒されることになるため、通常よりも

格段に紫外線に強い高耐候性の高級コーキング材(例:オートンイクシードなど)を使用しなければならず、材料費が上がる要因になります。





3.3 デメリット3:チョーキングが起きないため、一般の方では塗膜の劣化サインが見落とされやすい

メリットのセクションで「チョーキング現象が発生しない」という点を挙げましたが、これは裏を返すと大きなデメリットにもなり得ます。


なぜなら、多くの住宅オーナーにとって「壁を触ると手が白くなる」という現象は、専門

知識がなくても一目でわかる「そろそろ外壁塗装をしなければいけないな」というセルフ

チェックの基準になっているからです。


クリア塗装を施した外壁は、寿命が近づいても手が白くなることはありません。

ではどのように劣化するかというと、目に見えないレベルで徐々にツヤが引き、塗膜が薄くなり、最終的にはある日突然、透明な皮膜が日焼けした皮膚のようにポロポロと剥がれ落ちてきたり、下地のサイディング自体が直接水分を吸って反り返り始めたりします。


一般の方にとっては、見た目の劇的な変化が分かりにくいため、「まだ綺麗だから大丈夫」と思い込んでいるうちに、保護機能が完全に切れて手遅れ(サイディング自体の手遅れな劣化)になってしまう危険性があります。


そのため、クリア塗装を行った後は、定期的に専門業者による目視や打診での健全性チェックが不可欠となります。





3.4 デメリット4:塗料の密着性が高いため、特殊な外壁材(難付着サイディング等)には施工できないリスク

クリア塗装は、下塗り材(プライマー)を使用せずに外壁材へ直接塗料を密着させる特性上、外壁材の表面加工との相性が非常にシビアです。


近年の高機能住宅では、新築時から「汚れが全く付かない」ことを売り文句にした、光触媒加工外壁、親水性セラミックコーティング外壁、フッ素樹脂加工サイディングなどが採用されているケースが多々あります。


これらは「難付着(なんふちゃく)サイディング」と呼ばれ、汚れを弾くだけでなく、あろうことか「クリア塗料」さえも強力に弾いてしまいます。

もしこれらの特殊外壁に一般的なクリア塗料を塗ってしまうと、塗装後すぐに塗膜が下地から完全に浮き上がり、ペリペリと広範囲にわたって剥がれ落ちるという大惨事を引き起こ

します。



現在では、難付着サイディングにも密着する特殊な専用クリア塗料(高密着型プライマー成分配合のものなど)も開発されていますが、事前の判別を誤ると取り返しのつかない失敗につながるため、お住まいの新築時の設計図書や仕様書を確認し、メーカーに問い合わせる

などの慎重な事前調査が必要です。




4.クリア塗装が「向いているケース」と「向いていないケース」の境界線

ここまで解説した特徴を踏まえると、クリア塗装が最高のパフォーマンスを発揮する住宅と、絶対に避けるべき住宅の境界線がはっきりと見えてきます。あなたの家がどちらに該当するか、チェックシート感覚で確認してみましょう。


💡 重要なチェックポイント クリア塗装ができるかどうかの最大の分岐点は「築年数」と「現在の劣化状態」です。築10年を過ぎていても、環境が良く劣化が軽微であれば施工可能な場合もありますが、プロの精密な診断が欠かせません。


4.1 驚くほどきれいに仕上がる!クリア塗装が「向いているケース」


  • 築年数が浅い住宅(築7年〜築10年未満): 外壁サイディングが太陽光によって色あせを起こす前、あるいは目立つ傷や汚れが定着する前の非常にクリアな状態であれば、クリア塗装は最高の選択肢となります。現在の美しい状態をそのまま未来へ長期間フリーズ(保存)することができます。


  • 意匠性の高い多色刷りサイディングを使用している: レンガ調、タイル調、石目調、木目調など、複数の色が複雑に組み合わさった立体的なデザインのサイディング壁を持つ家です。これらのデザインをそのまま活かせるのはクリア塗装だけです。


  • コンクリート打ちっぱなしやデザイナーズ住宅: 素材自体の無機質な質感や風合い、モダンなインダストリアル感をそのまま保護したい場合、クリア塗装(コンクリート専用クリアなど)を施すことで、風雨による中性化を防ぎつつ、意匠を完全にキープできます。




4.2 施工すると後悔する?クリア塗装が「向いていないケース・施工不可のケース」


  • 築10年以上が経過し、劣化が著しい住宅: すでに外壁全体にチョーキングが発生して白く色あせていたり、無数のひび割れ(クラック)がある、または雨だれのシミが落ちないほど染み込んでいる場合は不向きです。前述の通り、これらを直した跡がすべて透けて見えてしまうため、見た目が非常に悪くなります。


  • 光触媒や無機、フッ素コーティングが既に施されている外壁: 新築時に最高級の「お手入れ不要サイディング」を選ばれた場合、一般的なクリア塗料を弾いてしまうため、原則施工不可、あるいは非常に特殊な専用密着塗料の選定が必要となります。


  • 金属系サイディングやモルタル壁(一部を除く): モルタル壁は経年で必ず細かいひび割れが発生する運命にあるため、ひび割れを色で隠せないクリア塗装は基本的に推奨されません。また、ガルバリウム鋼板などの金属系サイディングも、色付きの専用錆止め下塗りを入れる通常塗装の方が寿命を延ばすために適しています。





5. クリア塗装の費用相場と塗料グレード別の耐用年数比較

クリヤー塗装

ここからは、実際にクリア塗装を行う際に必要となる「お金」と「寿命」の話を、具体的な数字を交えて透明性高く公開します。見積書を業者から受け取った際の比較材料として

お使いください。



5.1 【住宅の坪数・平米別】クリア塗装の総額費用目安

一般的な日本の木造戸建て住宅における、クリア塗装の施工総額(足場代、高圧洗浄、養生、外壁クリア塗装2回塗り、消費税などを含む、屋根塗装を除く全体費用)の目安は以下の通りです。


延床坪数(目安)

施工外壁面積(平米)

通常着色塗装の総額相場

クリア塗装(2回塗り)の総額相場

20坪

約100〜120㎡

約70万〜90万円

約60万〜80万円

30坪

約130〜150㎡

約90万〜110万円

約80万〜100万円

40坪

約160〜180㎡

約110万〜130万円

約100万〜120万円

※上記はあくまで一般的な目安であり、外壁の凹凸の多さや窓の大きさ、使用する塗料の

グレード、後打ちするコーキングの総メーター数によって上下します。通常塗装に比べて

工程が1回少ない分、約10万〜20万円ほど初期費用を圧縮できる傾向にあることがお分かりいただけると思います。




5.2 塗料グレード(シリコン・フッ素・無機)ごとの平方メートル単価と耐用年数

クリア塗装で使用される塗料にも、通常の塗料と同様にベースとなる樹脂の成分によって「グレード(等級)」が存在します。


グレードが高くなればなるほど、1平方メートルあたりの単価は上がりますが、その分次の塗り替えまでの期間(耐用年数)を長く伸ばすことができるため、長期的なライフサイクルコストを抑えることが可能です。


塗料の樹脂グレード

1㎡あたりの設計施工単価

期待できる耐用年数

特長とコストパフォーマンス評価

アクリル系クリア

1,000 〜 1,800円 / ㎡

約5 〜 7年

安価だが紫外線に弱く、すぐに黄色く変色(黄変)するリスクがあるため現在外壁にはほぼ使われません。

シリコン系クリア

2,200 〜 2,800円 / ㎡

約10 〜 12年

価格と耐久性のバランスが最も良く、現在の主流。日本ペイントの「UVプロテクトクリヤー」などが有名。

フッ素系クリア

3,500 〜 4,500円 / ㎡

約15 〜 20年

非常に強力な結合を持ち、一回塗れば長期間美観をキープ。商業ビルや、次の塗り替えを楽にしたい方向け。

無機(むき)系クリア

4,500 〜 5,500円 / ㎡

約20 〜 25年

最高峰の耐久性。ガラスに近い成分で紫外線で一切分解されず、圧倒的な寿命を誇るが初期費用は高い。

長期的なライフサイクルコスト(10年あたりに換算したコスト)を考慮すると、初期費用を極端に惜しんでアクリルや低分子シリコンを選ぶよりも、最低でも「高耐候型シリコン

予算が許せば「フッ素」や「無機」を選択することが、結果として2回目の足場代を浮かせることになり、生涯の住居維持費を数百万円単位で節約する最大の秘訣となります。





6. 失敗を未然に防ぐ!プロが実践する「外壁診断」と優良業者の選び方


クリア塗装の成否は、職人の塗る技術もさることながら、実は「塗装を始める前の段階」で9割が決定してしまいます。


通常の塗りつぶし塗装であれば、最悪の場合、下地の細かな見落としがあっても色で覆い

隠せてしまいますが、クリア塗装では一瞬の見落としが「施工後の剥離」や「シミの浮き出し」といった致命的な大失敗に直結します。


そのため、クリア塗装を少しでも検討されている場合は、必ず以下のような精密な「外壁診断」を無料で実施してくれる、地元密着の優良な塗装専門店に調査を依頼してください。



プロの外壁診断でチェックすべき項目


  • 難付着外壁かどうかのテスト: 既存の外壁が光触媒やフッ素コーティングなどの特殊加工サイディングでないかどうか、目視だけでなく、シンナー等を用いた拭き取りテストや、新築時の図面(仕様書)の品番から徹底的に裏付けを取ります。


  • マイクロクラック(微細なひび割れ)の有無: 肉眼では見落としてしまいそうな、サイディングの表面に発生している極小のひび割れを、拡大鏡などを用いて精査します。これがある場合、クリア塗装の後に水分が入り込んで内部から白濁する原因になります。


  • 直貼り(じかばり)工法か通気(つうき)工法かの判別: 築20年前後の住宅に多い「直貼り工法」で建てられた家の場合、外壁の内部に湿気が溜まりやすく、クリア塗装を塗ることで逃げ場のなくなった水分が熱で膨張し、塗装後に大きな水膨れ(水疱)を発生させるリスクがあります。現在の主流である「通気工法」であるかどうかの見極めは、クリア塗装において絶対条件です。



まだ綺麗だから大丈夫、クリアでいきましょう!」と、外壁を軽く手で触っただけで

見積もりを出してくるような業者には、絶対に依頼してはいけません。


デメリットや施工不可のリスクを事前にしっかりと施主様に説明し、図面を読み解いた上で最適なプランを提示してくれる誠実な技術者集団を選ぶことが、クリア塗装を成功させる

ための唯一の道です。




郡山市・須賀川市の外壁塗装・屋根塗装なら、地域密着の私たちにお任せください。

無理な勧誘は一切ありません。まずはプロの診断で、今の状態を正確に知ることから始め

ましょう。


外壁塗装 クリヤー塗装

まとめ:我が家にクリア塗装は最適?後悔のない外装リフォームにするために


外壁のクリア塗装(クリヤー塗装)は、愛着のある我が家の美しきレンガ調やタイル調

マルチカラーの意匠性を、色で塗りつぶすことなく「そのままの姿で最長20年以上にわたって守り続けることができる」究極のデザイン維持工法です。


顔料を含まないためチョーキング現象が発生せず、工程が少ないために工期短縮や一部費用の削減ができるという極めて大きなメリットを持っています。


しかし、その高いデザイン性と引き換えに

・現在の傷や汚れ、色あせを一切隠せない

・劣化が進んだ築深の家には施工できない

・コーキングは後打ちしなければならない

・難付着サイディングを見誤るとベリベリに剥がれる


といった、非常にデリケートで厳しい制約(デメリット)を併せ持つ、いわば『諸刃の剣』でもあります。



クリア塗装で後悔しないための鉄則は、とにかく「手遅れになる前に、外壁の状態が良い築浅の段階(理想は築7〜10年目)で決断すること」、そして「クリア塗装の実績が豊富で、直貼り工法や難付着サイディングの判別が正確にできる優良な専門業者に現地調査を依頼すること」に尽きます。



我が家の壁はクリア塗装ができる状態なのだろうか?」と少しでも気になったら、まずは信頼できるプロの診断を受け、大切なマイホームの美観と寿命を最大化できる最適なリフォーム計画を立てていきましょう。


お問い合わせ・ご相談


自分の家の壁にひびがあるけれど、どんな処理が必要?」「他社の見積書に下地処理の記載がないけれど大丈夫?」といった疑問・不安をお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。外壁診断士・施工管理技士などの有資格者が、あなたのお住まいを細かくチェックし

最適なメンテナンスプランをご提案いたします。






塗り替え専門店いろことば


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はじめまして。

塗り替え専門店いろことば 代表の盛合 大翔(もりあいひろと)と申します。この度は

数ある業者の中から当社のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。​

当社の始まりは元請け会社からお仕事を貰う【下請け】からスタートしました。


毎月、毎月、数をこなす事だけに必死で手抜きの指示があれば指示通り。もはや共犯と言われても否定出来ませんでした。【なんとかこの環境から抜け出さないと終わってしまう】

そのように考えるようになりガムシャラに挑戦し​続けました。


その結果、お客様から直接ご依頼をいただく。この答えに落ち着く事が出来ました。

自分たちの技術と提案を惜しみなくお客様にご提案出来る。熱量も情熱も天と地の差があります。その結果今では、【あんたに頼んで良かった。】【こんなに綺麗になるんだね。】とお褒めのお言葉までいただけるようになりました。


【塗り替え専門店いろことば】 お花にも花言葉という言葉があるようにご自宅を塗装する【色】にもそれぞれ意味合いや効果があると言います。 一棟一棟のご自宅に綺麗な命を宿せるようこの名としております​ここまで長文をお読みいただき誠に有難うございました。    ~塗り替え専門店いろことば 代表 盛合大翔~


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