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外壁のひび割れ(クラック)補修完全ガイド|原因・費用相場・業者選びの基準をプロが徹底解説


外壁のひび割れ

自宅の外壁にいつの間にかひび割れができている…これってすぐに直さないとマズいの?」大切なお住まいの外壁に亀裂(クラック)を見つけたとき、多くの方がこのような

不安を抱かれるのではないでしょうか。


外壁のひび割れは、放置すると雨漏りや建物の構造体の腐食といった致命的な被害につながる恐れがあります。しかし、実は全てのひび割れが「今すぐの緊急補修」を必要とする

わけではありません。


ひび割れの幅や深さ、発生している場所によって、適切な対処法や緊急度は大きく異なり

ます。



本記事では、外壁のひび割れに関する基礎知識から、緊急度のセルフチェック基準、外壁材別の原因とリスク、正確な費用相場、さらにはDIY補修に潜む重大な罠までを網羅的に解説します。


この記事を読めば、無駄な出費を抑えつつ、お住まいを長持ちさせるための最適な選択ができるようになります。



~目次~

外壁のひび割れ(クラック)補修完全ガイド|原因・費用相場・業者選びの基準をプロが徹底解説





1.【セルフチェック】外壁のひび割れ(クラック)緊急度を見極める3つの基準

外壁のひび割れ

外壁のひび割れに気づいた際、まず私たちがすべきなのは「そのひび割れがどれほど危険な状態にあるか」を正しく見極めることです。すべてのひび割れを一括りにせず、以下の

3つの明確な基準をもとにセルフチェックを行いましょう。



1-1. ひび割れの「幅」で判断する(0.3mmの境界線)

ひび割れの危険度(緊急度)を測る上で、世界的に最も標準的な指標とされているのが

ひび割れの「」です。建築業界では、主に「0.3mm」を境界線として、緊急度を2つに

大別しています。


  • 幅0.3mm以下(髪の毛ほどの細さ)=「ヘアクラック」または「乾燥クラック」

    【緊急度:低い】即座に雨水が浸入するリスクは低いため、一旦は経過観察。次回の全面塗装メンテナンス時に合わせて一括で補修すれば問題ありません。


  • 幅0.3mm超(名刺の厚み以上)=「構造クラック」または「構造裂傷」

  • 【緊急度:高い】外壁材を貫通して建物の構造深部にまで達している可能性が大。雨水が容易に侵入するため、早期に専門業者による調査・補修が必要なサインです。


0.3mm以下の「ヘアクラック」は、主に外壁の最表面にある塗膜(ペンキの膜)が経年劣化や紫外線、あるいは気温の変化によるわずかな伸縮によって割れているケースがほとんどです。


これに対して、幅が0.3mmを超える「構造クラック」は、外壁材そのもの、あるいは建物の骨組みの動き(地震、地盤沈下、大型車両の通行による振動など)が原因で発生します。


幅を正確に測定するためには、ホームセンター等で数百円で購入できる「クラックスケール」を壁面に当てて計測することをおすすめします。



1-2. ひび割れの「場所・方向」で判断する(横方向の危険性)

ひび割れの幅だけでなく、「どこに、どちらを向いて発生しているか」も極めて重要な判断要素です。特に注意すべきは、「横方向(水平方向)に走るひび割れ」です。


縦方向に走るひび割れの場合、上から流れてくる雨水はひび割れに沿って下へと流れ落ちていくため、内部に溜まりにくいという特徴があります。しかし、横方向に走るひび割れは、流れてくる雨水を遮る「受け皿」のようになってしまいます。そのため、浸入した雨水がひびの内部に長時間留まり、建物の深部へ吸い込まれやすくなるのです。


また、窓サッシの四隅(角部分)から斜め、あるいは横に伸びるひび割れも要注意です。

開口部の周辺は建物の挙動による負荷が集中しやすく、雨漏りの原因箇所として最も発生

頻度が高いスポットです。



1-3. ひび割れの「進行速度」を確認する方法

最後に確認すべきは、そのひび割れが「すでに動きを止めた古いもの」なのか、それとも「現在進行形で拡大しているもの」なのかという点です。ひび割れの周辺をデジカメやスマートフォンで定点撮影し、日付とともに記録を残しておきましょう。


また、ひび割れの先端部分に鉛筆やチョークで薄く印をつけておき、数ヶ月後にその印を超えてひびが伸びているかどうかを確認するのも有効な手法です。


もし短期間で目に見えて幅が広がっていたり、長さが伸びていたりする場合は、建物に歪みが生じ続けているサインであるため、直ちにプロの構造診断を受ける必要があります。




2.外壁材別(モルタル・サイディング・ALC・タイル)のひび割れ原因と特徴

お住まいの外壁に使用されている素材(外壁材)によって、ひび割れが発生する原因や

それに伴うリスク、最適な補修アプローチは全く異なります。ここでは日本の住宅で広く

採用されている4つの代表的な外壁材について、それぞれの特徴を解説します。



2-1. モルタル外壁:乾燥収縮と経年劣化による宿命的なクラック

セメントと砂、水を混ぜ合わせて職人が手作業で塗り上げるモルタル外壁は、デザインの

自由度が高く温かみのある風合いが魅力ですが、その性質上、最もひび割れが発生しやすい外壁材でもあります。


モルタルは施工後、完全に乾燥して硬化するプロセスにおいて、水分が蒸発することで必ず「乾燥収縮」を起こします。この収縮応力に耐えきれなくなった部分に発生するのが「乾燥クラック」です。また、モルタル壁自体には防水性が一切ないため、表面に施された塗装(塗膜)によって防水性を保っています。


この塗膜が紫外線や雨風で劣化すると、モルタルが直接雨水を吸い込んで膨張し、晴天時に乾燥して収縮するというサイクルを繰り返すようになります。この過酷な伸縮の繰り返しによって、無数のヘアクラックや大きな構造クラックが誘発されるのです。



2-2. 窯業系サイディング:目地シーリングの劣化とボード自体の割れ

現在の日本の戸建て住宅のシェア8割以上を占める窯業系サイディングは、セメント質と繊維質を成形した板状の外壁材です。サイディング自体は非常に強固ですが、ひび割れに関しては2つの側面から注意が必要です。


1つ目は、サイディングボードとボードの隙間を埋めている「目地シーリング(コーキング)」のひび割れです。シーリング材は直射日光や熱により、約5年〜10年で弾力性を失い、硬化してひび割れや破断(裂け)を起こします。これを放置すると、ボードの断面から直接雨水が侵入します。


2つ目は、ボード自体のひび割れです。シーリングの劣化や釘留め部分の過度な負荷、あるいは地震による建物の揺れによって、ボードの端部や窓まわりからパキッと割れてしまう

現象です。


サイディングは一度水を吸うと反りかえってしまう特性があるため、ひび割れを発見した際は迅速な防水処理が求められます。



2-3. ALC外壁:抜群の断熱性の裏に潜む吸水リスクと目地クラック

ALC(軽量気泡コンクリート)は、内部に無数の微細な気泡を持つ、通常のコンクリートの約1/4の軽さを誇る高性能外壁材です。断熱性や耐火性、遮音性に極めて優れていますが、その最大の弱点は「非常に水を吸いやすい」という点にあります。


ALCパネル自体はスポンジのように水分を吸収しやすいため、緻密な塗装によって完全に守られている必要があります。もしALCパネルにひび割れが生じたり、パネル同士の接合部である目地シーリングがひび割れてそこから水が侵入したりすると、内部の気泡に水が溜まり、冬場にその水分が凍結して体計が膨張します。


これにより、ALCが内部から破壊され、ひび割れが急速に拡大する「凍害」を引き起こします。また、パネルの動きを吸収する目地部分にかかる負担が大きいため、目地周辺のクラック発生頻度が高いことも特徴です。



2-4. タイル外壁:下地モルタルの浮きと剥落のサイン

高級感があり、基本的にはメンテナンスフリーと言われることも多い外壁タイルですが

タイルそのものがひび割れるケースと、タイルの「目地」や「下地」がひび割れるケースがあります。


多くの場合、地震の強い揺れや、建物の挙動に耐えきれなくなった際にタイル自体にピキッと亀裂が入ります。さらに深刻なのは、タイルの裏側にある「下地モルタル」や「接着剤」の経年劣化によるひび割れです。


ここに雨水が侵入すると、タイルが下地から完全に離れてしまう「浮き」という現象が発生します。これを放置すると、ある日突然、大きな面積のタイルが自重に耐えきれず地面へ

崩落(剥落)し、下を歩いている人や物、車などに直撃する重大な人身事故・物損事故を

引き起こすリスクがあります。


目地のひび割れやタイルの亀裂は、剥落事故の重大な前兆サインです。




3.外壁のひび割れを放置すると起こる4つの致命的リスク

外壁のひび割れ

   「たかが小さなひび割れだから、お金に余裕ができるまで放っておこう」と先延ばしに

することは、住宅の寿命を著しく縮めるだけでなく、将来的に何倍もの莫大な修繕費用を

請求される結果に繋がります。ひび割れを放置することで発生する4つの致命的な実害を

直視しましょう。



3-1. 雨漏りの発生と室内への浸水被害

外壁のひび割れ(特に0.3mm以上の構造クラック)は、雨水にとって格好の「通り道」です。台風や激しいゲリラ豪雨の際、強風によって外壁に吹き付けられた激しい雨水は、毛細管現象も手伝ってひび割れの奥深くまで容易に吸い込まれていきます。


外壁材の内側にある防水シート(透湿防水シート)までもが経年劣化で破れている場合

雨水は一気に建物の屋内へと侵入し、クロスのシミや剥がれ、さらには家財道具の汚損と

いった実害としての「雨漏り」を引き起こします。



3-2. 構造部分の深刻な劣化(木造の腐食・シロアリ、鉄筋の錆び・爆裂)

雨漏りが室内にまで達していなくても、外壁の裏側(壁体内)で静かに進行する構造体の劣化こそが最も恐ろしいリスクです。


木造住宅の場合、侵入した雨水が柱や土台、梁といった重要な構造木材を常に湿った状態にします。水分を多く含んだ木材は「木材腐朽菌」の絶好の繁殖場となり、木がボロボロに

腐って強度が著しく低下します。


さらに、湿った木が大好物である「シロアリ」を呼び寄せる直接的な原因となります。シロアリに柱の内部を食べ尽くされた家は、大地震が起きた際に驚くほど簡単に倒壊してしまいます。


また、RC(鉄筋コンクリート)造やコンクリート下地の場合、クラックから侵入した水分と空気によって、本来はコンクリートのアルカリ性によって守られている内部の鉄筋が「酸化(サビ)」を起こします。鉄は錆びると体積が数倍に膨張するため、内側からコンクリートを激しく押し割り、外壁がゴソッと崩落する「爆裂現象」を引き起こします。



3-3. カビ・藻の大量発生による健康被害と室内環境の悪化

外壁内部に水分が滞留し続けると、壁の内部や室内のクロス裏、家具の裏側に驚くほどの

スピードで黒カビや青カビ、藻が発生します。カビは見た目が不快なだけでなく、目に見えない無数の「カビ胞子」を室内に撒き散らします。


これを居住者が長期間にわたって吸い込み続けると、シックハウス症候群、アレルギー性

鼻炎、慢性的な喘息、あるいは夏型過敏性肺胞炎といった、家族の健康を脅かす深刻な呼吸器系疾患を引き起こす原因となります。


特にお子様やご高齢の方、ペットのいるご家庭では計り知れないリスクとなります。



3-4. 美観の著しい低下と住宅の資産価値の暴落

ひび割れから水が染み出し、その周辺が常に黒ずんでいたり、コケが緑色に繁殖していたりする外壁は、建物の「美観」を著しく損ないます。


どれだけお庭やインテリアを綺麗に整えていても、外壁がひび割れて汚れているだけで

周囲からは「手入れの行き届いていない家」「古い家」というネガティブな印象を持たれてしまいます。


これは将来的に家を売却しようと考えた際、不動産の査定評価(資産価値)を大幅に下落させる直接的な要因になります。適切な時期にメンテナンスを行っていれば維持できたはずの価値を、放置によって自らドブに捨てることになってしまうのです。




4.プロが実践する外壁ひび割れ補修の主要工法とリアルな費用相場

外壁ひび割れ補修

では、実際に外壁のひび割れ修理をプロの業者に依頼した場合、どのような工事が行われ

いくらほどの費用がかかるのでしょうか。ひび割れの症状に合わせて選択される3つの主要な工法と、その費用相場を詳しく解説します。



4-1. シール充填工法(微細なひび割れ・ヘアクラック向け)

幅が0.3mm未満の比較的浅いひび割れに対して行われる、最もシンプルかつスピーディーな工法です。


ひび割れの内部に溜まった塵や埃、コケを高圧洗浄やブラシできれいに除去し、完全に乾燥させた後、ひび割れに沿って専用の補修用シーリング材(コーキング材)やセメント系補修材を直接すり込むように充填していきます。表面を平滑に均したあと、上から周辺の色に合わせた塗装を施して仕上げます。


  • 【費用相場】1箇所あたり 約10,000円〜30,000円、またはメートル単価で1mあたり 約1,000円〜2,500円。足場が不要な1階部分の軽微な補修であれば、非常に安価かつ短時間で完了します。



4-2. Uカット・Vカットシーリング充填工法(深い構造クラック向け)

幅が0.3mmを超える深い構造クラックに対し、根本的な防水と再発防止を目的に行われる

本格的なプロの工法です。


ひび割れをわざわざ削って広げる」という一見驚くような工程を踏みます。専用の電動カッター(サンダー)を使用して、ひび割れに沿って「U字型」または「V字型」に溝を掘り下げます。あえて溝を広げる理由は、狭くて深い亀裂のままだとシーリング材が奥まで十分に届かず、表面だけの頼りない補修になってしまうからです。


溝をしっかり作った上で、内部を清掃し、密着性を高めるプライマー(下塗り材)を塗布。その後、伸縮性に優れたシーリング材を奥まで隙間なくたっぷりと充填します。


シーリングが硬化した後、カチオンタイルなどのポリマーセメントモルタルで平らに左官

仕上げをし、最後に周辺の外壁の模様(パターン)を合わせて塗装します。


  • 【費用相場】1mあたり 約2,500円〜5,000円。手間と技術が必要な分、単価は高くなりますが、構造クラックに対する最も信頼性の高い確実な工法です。



4-3. セメント系・エポキシ樹脂注入工法(強度の復元)

主にコンクリート壁やRC造の建物において、ひび割れによって低下した構造体の「強度そのものを復元」したい場合に用いられる工法です。


ひび割れの表面をエポキシ樹脂等で一時的に目止めし、一定の間隔で注入器具

(シリンダー)を設置します。そこからゴムやバネの圧力を利用して、極めて粘度の低い低粘度エポキシ樹脂を、数時間〜丸一日かけてクラックの最深部までじわじわと自動注入していきます。


樹脂が完全に硬化すると、コンクリートと一体化し、新築時と同等以上の強固な結合力を取り戻すことができます。


  • 【費用相場】1mあたり 約3,500円〜7,000円。ビルやマンション、あるいは戸建てのコンクリート基礎部分の大きなひび割れによく適用されます。



4-4. 部分補修でも「足場費用」が必要になる理由と全面塗装のメリット

ここで多くの方が陥る予算の罠があります。それが「足場費用」です。ひび割れの補修自体が1mあたり数千円だとしても、そのひび割れが2階の窓の上など、人の手が届かない高所(目安として2m以上)にある場合、作業スタッフの安全確保と施工品質の維持のために

必ず「足場(あしば)の組み立て」が必要になります。


足場の費用相場は、一般的な30坪の戸建て住宅で約15万円〜25万円かかります。つまり

2階のひび割れを1メートル直すだけ」であっても、合計で20万円以上の出費になってしまうケースがあるのです。


そのため、高所に構造クラックが見つかった場合は、ひび割れの部分補修だけを単体で行うのは非常にコストパフォーマンスが悪くなります。どうせ足場代を払うのであれば、お家全体の「外壁全面塗装」および「屋根塗装」を同時に行うのが最も賢い選択です。


全面塗装の工程の中にひび割れ補修は基本下地処理として含まれることが多いため、足場代の重複を無くし、1回あたりのメンテナンスコストを劇的に抑えることができます。




5.DIY補修の限界と「絶対に使ってはいけない」補修材の罠

「ネットで調べたらホームセンターの道具で直せるって書いてあったから、自分でやってみよう!」とDIYに挑戦される方が増えています。しかし、良かれと思ったDIYが、実はお家にとって取り返しのつかない大惨事を招くケースが後を絶ちません。


プロの視点から、DIYの明確な限界と重大なリスクを警告します。



5-1. DIYで安全に対応できるのは「0.3mm以下のヘアクラック」限定

一般のユーザーが特別な知識や専門機材を持たずに、安全かつ効果的にDIYで補修できる

のは、「1階部分の手の届く場所にある、幅0.3mm以下の軽微なヘアクラック」のみです。


これを超える幅のひび割れは、前述の通り外壁材の裏側や構造体にまで達しているため

表面だけをセルフ補修しても中に入り込んだ水を閉じ込めるだけになり、内部結露や腐食をかえって加速させる原因になります。


少しでも不安を感じる場合は、絶対に無理をせずプロの診断を受けてください。



5-2. 警告!「シリコン系シーリング材」は絶対に使用厳禁!

DIYをされる方がホームセンターのコーキング売り場で最も頻繁に犯す、そして最も致命的な間違いが「シリコンシーリング(シリコンコーク)」を選んでしまうことです。


シリコン系シーリング材は1本数百円と非常に安価で、耐水性に優れているため、お風呂場やキッチンの水回り補修には最適な材料です。しかし、これを外壁に使用すると、シリコンの成分から「シリコーンオイル(可塑剤)」が常に染み出し続け、その油分が周囲の外壁に広がります。この油膜は「あらゆる塗料を激しく弾く」という最悪の特性を持っています。


数年後、そろそろお家全体の全面塗装をしようとプロの塗装業者に依頼した際、DIYでシリコンが塗られた場所にはペンキが一切乗らなくなってしまいます。無理に上から塗っても

数ヶ月でベロベロと無残に剥がれ落ちてしまいます。


これを直すためには、職人が手作業でシリコンを完全に削り落とし、特殊な専用プライマー(逆プライマー)を塗布するという非常に手間のかかる「余計な撤去・下地処理費用」が

追加で請求されることになります。


外壁の補修にシーリング材をDIYで使用する場合は、必ず上から塗装ができる「変成シリコン系(変成シリコンコーク)」または「ウレタン系」のシーリング材を選んでください。

パッケージの「上から塗装可能」という文字を必ず確認しましょう。



5-3. DIY補修に潜む3つの失敗リスク(高所作業・見た目・内部結露)

シリコンの間違い以外にも、DIY補修には以下の3つの大きなリスクがつきまといます。


  1. 高所作業による転落・大怪我のリスク梯子(はしご)や脚立に乗って、2階部分の壁面を作業するのはプロでも細心の注意を払う危険な作業です。毎年のように、一般の方が住宅のメンテナンス中に脚立からバランスを崩して転落し、骨折や寝たきり、最悪の場合は命を落とす痛ましい事故が発生しています。高所作業は絶対にDIYで行ってはいけません。


  2. 「ミミズ腫れ」のような極めて醜い美観の悪化技術のない状態でひび割れにコーキングを盛り付けると、ひび割れのラインに沿って不自然にブ厚くはみ出し、まるで外壁に大きなミミズ腫れができたかのような非常に不恰好な見た目になってしまいます。乾いた後に後悔して剥がそうとしても、外壁の凹凸に入り込んだシーリング材を綺麗に取り除くのは至難の業です。


  3. 原因を無視した「水の閉じ込め」による内部腐食ひび割れの奥にすでに雨水が侵入して木材が湿っている状態で、表面だけを気密性の高いシーリングでピッチリと塞いでしまうと、中の水分が蒸発できなくなり、壁の中で蒸れ(結露)を引き起こします。これが原因で、DIYした場所の周辺から一気に外壁材が腐り出すという皮肉な結果を招くことがあります。




6. 外壁補修の費用を賢く安く抑える3つの裏ワザ

外壁 損傷

外壁の補修や塗装は高額な買い物です。「できるだけ持ち出しの費用を減らしたい」というのは当然の願いです。国や自治体の制度、火災保険を正しく活用して、賢く大幅にコストを抑える3つの具体的な方法を紹介します。



6-1. 火災保険(風災・雹災・雪災)が適用される条件

多くの方が「火災保険は家が火事になったときしか使えない」と思い込んでいますが、それは大きな誤解です。一般的な火災保険には、台風や竜巻などの「風災」、雹(ひょう)が降る「雹災」、大雪による「雪災」といった自然災害に対する補償が標準で組み込まれて

います。


もし、外壁のひび割れが「大型台風による猛烈な風圧や飛来物の直撃によって発生した」「大きな雹が壁に当たってクラックが入った」「屋根からの落雪の衝撃で外壁がひび割れた」といった明確な自然災害が原因である場合、その補修費用(高所の足場代を含む)が火災保険金によって全額、あるいは一部カバーされる可能性が非常に高いです。


ただし、注意しなければならないのは「経年劣化によるひび割れは100%対象外」であるという点と、「被害に遭ってから3年以内に申請しなければならない(時効)」という点です。


申請には被災箇所の正確な写真と、プロが作成した精緻な修繕見積書が必要となります。

災害に便乗した悪質な申請代行業者によるトラブルも多発しているため、信頼できる地元の正規塗装店に相談するのが最も安全です。



6-2. 各自治体の「外壁リフォーム助成金・補助金」を活用する

日本全国の多くの市区町村では、地域経済の活性化や住環境の向上、省エネ化(遮熱・断熱塗装など)を目的に、外壁のリフォームや塗装工事に対して独自の「助成金・補助金制度」を設けています。


条件は自治体によって異なりますが、一般的には「工事費用の10%〜20%(上限10万円〜20万円程度)」が、後から現金で支給されるケースが多いです。主な申請要件としては

以下の項目が挙げられます。


  • 申請する市区町村に住民票があり、税金の滞納がないこと

  • 工事を行う対象の建物の所有者であり、現に居住していること

  • 「その市区町村内に本社を置く地元の施工業者」に発注すること

  • 必ず【工事着工前】に申請書類を提出し、交付決定を受けてから着工すること


予算の上限に達し次第、年度の途中であっても受付を締め切ってしまう自治体が多いため

工事を検討し始めたら真っ先に居住地域の役所のホームページや窓口で「住宅リフォーム補助金」の有無を確認しましょう。



6-3. 地元密着型の「自社施工店」を選ぶべき圧倒的なメリット

費用を安く抑えるために、最も確実で誰でも今すぐ実践できる最大の裏ワザは、テレビCMを行っている大手のハウスメーカーや大手の訪問販売会社ではなく、地域に根ざした「自社施工の職人専門店(自社施工店)」に直接依頼することです。


ハウスメーカーや大手リフォーム会社に依頼した場合、実際の工事を行うのは下請けや孫請けの地元塗装業者です。この構造では、元請け会社による「中間マージン(紹介料や管理費)」が工事金額全体の30%〜50%も上乗せされてしまいます。つまり、あなたが支払った150万円のうち、40万〜50万円は実際の工事には一切使われず、大手の利益や広告費として消えているのです。


一方、地元の自社施工店であれば、受付から現場調査、見積もり作成、実際の施工、アフターフォローまでをすべて自社の社員・職人が一貫して行います。中間マージンが完全にゼロになるため、大手と同じ(あるいはそれ以上の高品質な)材料と手厚い仕様の工事を、驚くほどリーズナブルな適正価格で提供してもらうことができるのです。


さらに、万が一施工後に不具合や気になる点が見つかった際も、地元の業者であれば

お電話一本でその日のうちに駆けつけてくれるという、圧倒的なフットワークの軽さと安心感があります。




7. 失敗しない!信頼できる優良な外壁塗装・補修業者を選ぶ5つのチェックポイント

外壁塗装・補修業者

外壁リフォーム業界は、残念ながら現在でも独立した消費者センター等へのトラブル相談件数が非常に多い、「悪徳業者」が紛れ込みやすい業界です。「契約を急かされて大金を騙し取られた」「ずさんな手抜き工事のせいで、半年でまたひび割れしてきた」という悲劇を避けるため、業者選びの際は以下の5つの厳格なチェックポイントを必ずクリアしているか

確認してください。



7-1. 「無料の外壁劣化診断」を詳細な報告書付きで行ってくれるか

優良な業者は、いきなり見積金額を提示することはありません。まずは建物の状態を隅々

まで調べる「外壁劣化診断」を実施します。


単に地上から目視で眺めるだけでなく、高所のクラックをドローンを使って撮影したり

サーモグラフィカメラを用いて壁の内部の雨漏り(温度変化)を検知したり、打診棒でタイルの浮きを音で確認したりといった科学的・客観的な調査を行います。


そして、診断した結果を詳細な「写真付きの診断報告書」としてまとめ、どこのひび割れにどの工法が必要なのかを、一般の施主にも分かりやすく丁寧にプレゼンテーションしてくれる業者は極めて信頼できます。



7-2. 見積書の内訳に「一式」が多用されておらず、単価や㎡数が明記されているか

提出された見積書を必ず開いて確認してください。もし「外壁補修工事 一式 350,000円」「外壁塗装工事 一式 800,000円」というように、多くの項目が「一式(いっしき)」という大雑把な言葉でまとめられている見積書を出す業者は、絶対に契約してはいけません。


優良な見積書には、「Uカットシーリング充填工法:〇〇メートル×単価〇〇円=〇〇円」「ひび割れシール充填:〇〇箇所×単価〇〇円」「足場架払工:〇〇㎡×単価〇〇円」というように、使用する材料名、工法、正確な施工数量(㎡やメートル)、単価が詳細に記載されています。


内訳が不透明な見積もりは、のちの々手抜き工事をされたり、追加料金を不当に請求されたりする原因になります。



7-3. 地域での豊富な施工実績と、明確な施工・製品保証書の発行があるか

その業者があなたの住む地域で何年間営業しており、何棟の施工実績があるかを確認しましょう。地域密着で長年続いている会社は、手抜き工事をすれば地元での評判がガタ落ちして事業を続けられなくなるため、必然的に誠実で丁寧な仕事をします。


また、口頭での「綺麗に直しますから大丈夫です」という約束は一切信用してはいけません。


万が一、数年後に補修箇所が再発した場合に、無償で手直しを行ってくれる「施工保証書(保証期間5年〜10年など)」を、書面として契約時および工事完了時にしっかりと発行してくれるかどうかを必ず確認してください。



7-4. 一級塗装技能士や雨漏り診断士などの専門資格を持った職人が在籍しているか

外壁塗装や補修の仕事は、実は資格がなくても今日から誰でも「職人」と名乗って営業できてしまうという側面があります。


だからこそ、客観的に高い技術力と深い知識を持っていることの証明である国家資格「一級塗装技能士」や、ひび割れと雨漏りの因果関係を正確に突き止める専門資格「雨漏り診断士」、あるいは「外壁劣化診断士」といった有資格者が社内に在籍し、実際の現場を管理・施工しているかどうかは、業者の技術水準を測る極めて信頼できる指標になります。


ホームページやパンフレットで資格の保有状況を堂々と開示しているかチェックしましょう。



7-5. 問い合わせ時の対応が迅速で、アフターフォロー体制が整っているか

最初の電話相談やメール問い合わせの際、スタッフの対応が丁寧で、現場調査の段取りや

連絡がスムーズで迅速かどうかも重要です。


さらに、工事が終わった後の関係性を重視しているか、「定期的(1年後、3年後、5年後など)に無料の定期点検に伺うアフターフォロー体制が仕組みとして整っているか」を質問してみましょう。


売りっぱなし、塗りっぱなしの業者は、工事が終わった途端に連絡が遅くなったり、音信

不通になったりします。引き渡し後からが本当のお付き合いの始まりであると考えている

業者を選びましょう。  



郡山市・須賀川市の外壁塗装・屋根塗装なら、地域密着の私たちにお任せください。

無理な勧誘は一切ありません。まずはプロの診断で、今の状態を正確に知ることから始め

ましょう。


クラック

まとめ:小さなひび割れを見逃さないことが、最大のコスト削減につながる


外壁のひび割れ(クラック)は、人間で言えば「虫歯」や「小さな病気の初期症状」とまったく同じです。


虫歯を「まだそれほど痛まないから」と放置すれば、やがて激痛に変わり、神経を抜き、最後には高額なインプラント手術が必要になってしまうように、外壁のひび割れも初期のヘアクラックのうちに適切に対処しておけば、わずか数万円の簡単な下地処理や定期的な全面塗装だけでお家を完璧に健康な状態に維持できます。


しかし、0.3mm以上の構造クラックに拡大し、横方向の裂傷から雨水が建物内部に侵入するまで放置してしまうと、柱の腐食やシロアリ被害、コンクリートの爆裂現象を引き起こし

最終的には外壁の全面張替えや構造体の骨組み交換といった、数百万円規模の深刻な大手術(大改修工事)を余儀なくされてしまいます。



まずは、あなたの大切なお住まいの外壁をぐるりと一周、ご自身の目でじっくりと観察してみてください。


そして、もし気になるひび割れを見つけたら、信頼できる地元の自社施工の職人専門店に

連絡し、まずは「無料の外壁劣化診断」を依頼することから始めてみましょう。


プロの正確な目でお家の現状を把握してもらうことこそが、結果として将来の生涯メンテナンスコストを最も劇的に安く抑える方法なのです。



お問い合わせ・ご相談


自分の家の壁にひびがあるけれど、どんな処理が必要?」「他社の見積書に下地処理の記載がないけれど大丈夫?」といった疑問・不安をお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。外壁診断士・施工管理技士などの有資格者が、あなたのお住まいを細かくチェックし

最適なメンテナンスプランをご提案いたします。






塗り替え専門店いろことば


塗り替え専門店いろことば

はじめまして。

塗り替え専門店いろことば 代表の盛合 大翔(もりあいひろと)と申します。この度は

数ある業者の中から当社のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。​

当社の始まりは元請け会社からお仕事を貰う【下請け】からスタートしました。


毎月、毎月、数をこなす事だけに必死で手抜きの指示があれば指示通り。もはや共犯と言われても否定出来ませんでした。【なんとかこの環境から抜け出さないと終わってしまう】

そのように考えるようになりガムシャラに挑戦し​続けました。


その結果、お客様から直接ご依頼をいただく。この答えに落ち着く事が出来ました。

自分たちの技術と提案を惜しみなくお客様にご提案出来る。熱量も情熱も天と地の差があります。その結果今では、【あんたに頼んで良かった。】【こんなに綺麗になるんだね。】とお褒めのお言葉までいただけるようになりました。


【塗り替え専門店いろことば】 お花にも花言葉という言葉があるようにご自宅を塗装する【色】にもそれぞれ意味合いや効果があると言います。 一棟一棟のご自宅に綺麗な命を宿せるようこの名としております​ここまで長文をお読みいただき誠に有難うございました。    ~塗り替え専門店いろことば 代表 盛合大翔~


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