外壁塗装「艶あり」「艶なし」どっちが正解?メリット・デメリットと失敗しない選び方を徹底解説
- 代表:盛合大翔

- 6月1日
- 読了時間: 13分

外壁や屋根のリフォームを検討する際、塗料選びと同じくらい仕上がりの印象を左右するのが「艶(つや)の有無」です。見た目の好みだけで決めてしまうと、「思ったより汚れが目立つ」「ギラギラして安っぽく見える」といった後悔につながることもあります。
本記事では、外壁・屋根塗装における「艶あり」と「艶なし」のメリット・デメリット、性能差、失敗しない業者への伝え方まで要点を徹底解説します。
~目次~
外壁塗装「艶あり」「艶なし」どっちが正解?メリット・デメリットと失敗しない選び方を徹底解説
・艶の正体は「光の反射度合い」
・艶消し塗料が作られる仕組み
・すべての塗料で5段階が選べるわけではない
・艶ありのメリット
・艶ありのデメリット
・艶消しのメリット
・艶消しのデメリット
・艶の好みを具体的な言葉で表現する
・A4サイズ以上の「塗り板サンプル」を太陽光の下で確認する
・外壁と「付帯部」の艶のバランスを整える
・メリット・デメリットを納得した上で最適な艶を選ぼう
1.外壁・屋根塗装における「艶(つや)」の基本知識

1.1 艶の正体は「光の反射度合い」
外壁塗装における艶とは、光の反射や光沢のことです。キラキラと光を反射する塗料が「艶あり」、光をほとんど反射しない塗料が「艶なし」と呼ばれます。
この艶の有無や度合いは、外壁に60度の角度から100%の光を当てたときに、正反射した光沢度(グロス値)によって、以下の5段階に分類されます。
名称 | 光沢度(グロス値) | 見た目の特徴・イメージ |
艶あり(グロス) | 70%以上 | 最も光を反射し、強い光沢感がある。塗った直後はツヤツヤ・ピカピカとした新築のような輝きになる。 |
7分艶 | 60%前後(55〜65%) | 控えめな光沢。高い光沢感はあるが、曇りの日など天候によってはツヤがないように見える。 |
5分艶(半艶) | 35%前後(30〜40%) | 艶ありと艶なしの中間度合い。落ち着いた適度なツヤ感。 |
3分艶 | 15%前後(10〜20%) | わずかに光沢がある。天気の良い日や、見る角度によってうっすらツヤが感じられる程度。 |
艶なし(マット) | 5%以下 | ツヤがまったくない。「マット仕上げ」「フラット仕上げ」とも呼ばれ、しっとりとした質感。 |
1.2 艶消し塗料が作られる仕組み
「艶消し」と聞くと、もともと光沢のない特別な塗料をイメージするかもしれません。しかし、実はほとんどの塗料は製造段階ではピカピカの「艶あり」が基本(ベース)です。 多くの艶なし塗料は、メーカーが製造段階で「艶消し剤(フラットベース)」と呼ばれる、光を乱反射させる微細な粒子(添加剤)を混ぜ込むことで、人工的に光沢度を調整して作られています。 つまり、艶消し塗料とは「艶あり塗料に添加物を加えたカスタマイズ品」なのです。
⚠️ 注意ポイント:現場での艶調整はNG業者が現場で添加剤を混ぜて艶を調整することも技術的には可能ですが、塗料本来の品質や均一性を保証できないため、おすすめしません。必ずメーカーが調合した正規の製品を使用しましょう。
1.3 すべての塗料で5段階が選べるわけではない
どの塗料にもすべての艶バリエーションが用意されているわけではありません。製品によっては「艶ありのみ」だったり、「3分艶まで」しか対応していなかったりします。
特に、非常に高い耐久性を誇る「フッ素塗料」や「無機塗料」は艶ありが標準仕様となっており、完全な「艶なし(マット)」の製品自体が存在しないケースも多いため注意が必要です。
2.艶あり塗料のメリット・デメリット

「ピカピカ」とした光沢が特徴の艶あり塗料は、建物の保護性能を最大限に高めたい場合に最も合理的な選択肢となります。
2.1 艶ありのメリット
新築のような輝きと立体感を取り戻せる 長年の紫外線や雨風でくすんだ外壁が一新され、ピカピカとした輝きが戻ります。また、光沢によって陰影が強調されるため、外壁表面の凸凹や質感がより立体的に美しく見えます。
表面がツルツルで汚れが付着しづらい(高い防汚性) 塗膜の表面が非常に滑らかで緻密なため、塵、埃、排気ガスなどの汚れが定着しにくく、カビや苔・藻の発生も抑制できます。
雨で汚れが落ちる「セルフクリーニング効果」 表面の水はけが良いため、汚れが付着しても雨水と一緒に自然に流れ落ちやすいという利点があります。美観が向上するだけでなく、手入れの手間も省けます。
塗料本来の耐久性・耐用年数を100%発揮できる メーカーが発表する塗料の期待耐用年数は、基本的に「艶あり」が基準です。艶をおさえるための艶消し剤(余計な添加物)が混ざっていないため、樹脂本来の結合力が阻害されず、塗膜が強固に仕上がります。
塗料や色の種類が豊富 多くの塗料が艶ありをベースに作られているため、基本的に「艶ありが存在しない塗料」はありません。フッ素などの高耐久塗料も含め、幅広い選択肢から好みの色を選べます。
2.2 艶ありのデメリット
仕上がりが「安っぽく」見える場合がある 適度なツヤであれば上品ですが、光沢が強すぎると「テカテカしてビニールっぽい」「安っぽい」と感じる人がいます。特に濃い茶色や濃いグレーなどの暗い色調は、光の反射でプラスチックのような質感になりやすいため注意が必要です。
光の加減や下地との相性でギラつきすぎる 直射日光が当たる場所ではまぶしく感じたり、派手に見えたりして周囲の景観から浮いてしまうことがあります。また、外壁の材質が凸凹したデザインの場合、不自然な輝きが生じて過剰にツヤが強調される恐れもあります。
美しい艶は2〜3年で薄れてくる(艶引け現象) 紫外線や雨による経年劣化(艶引け)により、塗装直後のまばゆい光沢は一般的に2〜3年で落ち着いてきます。日光が当たりやすい面だけ早くツヤが引けるなど、壁面ごとのムラになって美観を損ねるリスクもあります。
3. 艶消し(マット)塗料のメリット・デメリット

「しっとり」とした質感が魅力の艶消し塗料は、近年のモダン建築やナチュラルスタイルの流行に伴い、高い人気を集めています。
3.1 艶消しのメリット
マットで高級感・重厚感のある仕上がりになる 光の反射を抑えた重厚な質感により、派手さを抑えた上品で洗練された佇まいになります。周囲の街並みや自然豊かな景観とも自然に調和しやすい仕上げです。
日本の伝統的な和風住宅やサイディングと好相性 和風建築の持つ独特の雰囲気を壊さないため、木造や瓦屋根の家に最適です。また、サイディングなどの外壁材に使用すると、素材そのものの風合いを活かしたナチュラルな仕上がりになります。外壁の細かな傷や下地の凹凸が目立ちにくいのもメリットです。
経年による見た目の変化(劣化)が目立ちにくい もともと光沢がないため、数年経って塗膜が劣化しても「艶がなくなっていく過程(艶引け)」による見た目の変化がほとんどありません。塗装初期の落ち着いた雰囲気を長期間そのまま維持できます。
3.2 艶消しのデメリット
艶ありに比べて「耐久性(寿命)」がやや劣る これが性能面における最大のデメリットです。同じグレードの塗料(例:シリコン塗料)で比較した場合、艶消し剤という添加物が樹脂の結合をわずかに弱めるため、艶ありよりも耐用年数が1.3〜3年ほど短くなるのが一般的です。
表面がザラザラしていて汚れが付着しやすい マットな質感を出すために、塗膜の表面はミクロレベルで微細な凹凸(ザラザラ)になっています。この隙間に砂埃、排気ガス、花粉などの汚れが引っかかりやすく、雨水でも流れ落ちにくいため、窓下などに黒ずみや雨だれの跡が残りやすい傾向があります。水はけも良くないため、カビや苔が発生しやすい環境(日陰や北側の壁)では定期的な洗浄が必要です。
選べる塗料の種類や色の選択肢が少ない 過酷な環境にさらされる外壁・屋根用塗料は、メーカーも性能を担保しやすい「艶あり」を標準としているため、完全な艶消しに対応している製品は限られます。
製造の手間がかかるため費用が割高になる 艶あり塗料に添加剤を加えて光沢度を調整する手間(メーカーでの調合ステップ)がかかるため、一般的な艶消し塗料の価格は艶ありの1.1〜1.2倍程度と、やや高めに設定されていることが多いです。
摩擦に弱く、補修跡がなじみにくい 表面の凹凸ゆえに摩擦に弱い側面があり、擦れ跡が目立つことがあります。また、部分的なタッチアップ(補修)を行った際、既存の面と新しい塗膜の境目がわかりやすく残ってしまうトラブルが起こりやすいです。
4. 【徹底比較】艶あり VS 艶消し どっちを選ぶべき?

あなたが外壁・屋根塗装において「何を最優先にするか」によって、選ぶべき最適な艶は決まります。下記の比較表を参考にバランスを検討してみましょう。
4.1 性能・特徴の比較まとめ
評価項目 | 艶あり塗装 | 艶消し(マット)塗装 |
デザイン性 | △(人によってはギラつきや安っぽさを感じる) | ◎(上品、落ち着き、重重感、高級感がある) |
耐久性(寿命) | ◎(塗料本来の性能を100%発揮・長寿命) | △(添加剤の影響で1〜3年寿命が短い) |
防汚性(汚れにくさ) | ◎(表面平滑で、セルフクリーニング効果あり) | △(表面の微細な凹凸に砂埃などが溜まりやすい) |
価格・コスト | 〇(標準価格でコストパフォーマンスが良い) | △(調合の手間分、1.1〜1.2倍ほど割高) |
選べる選択肢 | ◎(ほぼすべての塗料・色で対応可能) | △(高耐久なフッ素など一部製品には存在しない) |
4.2 【結論】このような人におすすめ!
「艶あり」が向いているケース
長期的な耐久性を重視し、メンテナンスサイクル(塗り替え周期)をできるだけ長くしたい
コストを抑えて、コストパフォーマンスの高い塗装を行いたい
幹線道路沿いや工場が近いなど、外壁が汚れやすい環境に建っている
新築時のようなピカピカとした鮮やかな明るい外観に仕上げたい
「艶消し」が向いているケース
マットで落ち着いた和風モダン、シンプルモダン、カフェ風のデザインにこだわりたい
周囲の景観や街並みに自然になじむ、主張しすぎない邸宅にしたい
数年後の「艶引け」による見た目の変化(色あせ感)を嫌い、最初からの質感をキープしたい
暗めの濃色(チャコール、ネイビー、ダークブラウンなど)で重厚感を出したい
💡 プロのアドバイス:「間を取る」という賢い選択「ピカピカしすぎるのは嫌だけど、耐久性や防汚性を極端に落としたくない……」という場合は、「5分艶(半艶)」や「3分艶」を検討するのが最も合理的です。適度なマット感を演出しつつ、艶ありの持つ優れた保護効果をバランスよく残すことができます。
5. 失敗しない!外壁塗装業者への「艶」の正確な伝え方・3つのステップ
外壁塗装は10年に一度の大きな買い物です。仕上がってから「イメージと違った」と後悔しないために、業者へ希望を正確に伝えるための3つのポイントを押さえておきましょう。
ステップ1:艶の好みを具体的な言葉で表現する
単に「ツヤを抑えてほしい」とだけ伝えると、業者が「5分艶」だと思って提案してきたものが、施主側にとっては「まだ光りすぎている」と感じるなど、認識のズレが生まれます。 「完全に光沢のないマットにしてほしい」「テカテカするのは嫌だけど、少しだけツヤを残したい」など、具体的な表現で許容範囲を伝えましょう。 また、業者によっては「3分艶」のことを「7分消し」、「7分艶」のことを「3分消し」と言い換えるケースもあるため、パーセンテージ(光沢度)を交えてお互いの認識を確認するとより確実です。
ステップ2:A4サイズ以上の「塗り板サンプル」を太陽光の下で確認する
色や艶の確認にパソコンやスマホの「カラーシミュレーション」は手軽で便利ですが、画面上では実際の艶感(光の反射)までは再現されません。また、カタログの小さな色見本チップも全体のイメージが湧きにくいものです。 必ず、実際に使用する塗料を塗った「A4サイズ以上のサンプル板(塗り板)」を業者に用意してもらいましょう。 確認する際は、室内の蛍光灯の下ではなく、必ず屋外の太陽光の下でチェックします。晴れの日、曇りの日、朝・昼・夕方など、天候や時間帯によって艶の見え方は大きく変化するため、壁に立てかけるなどして慎重に確認することが失敗を防ぐ最大の秘訣です。
5.3 ステップ3:外壁と「付帯部」の艶のバランスを整える
家の外観の美しさは、外壁だけでなく「付帯部(ふたいぶ)」とのバランスによって決まります。付帯部とは、主に屋根や外壁以外で建物に付帯しているパーツ(雨樋、軒天、雨戸、戸袋、破風板、鼻隠し、水切りなど)のことです。 例えば、外壁をマットな艶消しにしたのに、雨樋や破風板がピカピカ・テカテカに光っていると、全体のバランスが崩れて不自然な仕上がりになってしまいます。外壁を艶消しにするなら、付帯部のツヤも連動して抑えるよう、プラン全体のバランスを業者としっかり調整してください。
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まとめ:メリット・デメリットを納得した上で最適な艶を選ぼう
外壁や屋根の塗装における「艶消し」は、住まいを格調高く、個性的に引き立ててくれる非常に魅力的な選択肢です。一方で、「耐久性の低下」や「汚れやすさ」といった、知っておくべき性能面のデメリットも存在します。
どちらが良い・悪いということではなく、「デザイン性と高級感を最優先にするか」「長期的な耐久性とメンテナンスの手間を減らすことを優先するか」という、ご自身のライフスタイルや価値観に照らし合わせて選ぶことが大切です。
まずは現在の我が家の外壁の状態をチェックし、信頼できる地域の塗装専門業者に相談して、実際のサンプルを見ながら納得のいく外壁塗装プランを進めていきましょう。
お問い合わせ・ご相談
「自分の家の壁にひびがあるけれど、どんな処理が必要?」「他社の見積書に下地処理の記載がないけれど大丈夫?」といった疑問・不安をお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。外壁診断士・施工管理技士などの有資格者が、あなたのお住まいを細かくチェックし
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塗り替え専門店いろことば

はじめまして。
塗り替え専門店いろことば 代表の盛合 大翔(もりあいひろと)と申します。この度は
数ある業者の中から当社のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
当社の始まりは元請け会社からお仕事を貰う【下請け】からスタートしました。
毎月、毎月、数をこなす事だけに必死で手抜きの指示があれば指示通り。もはや共犯と言われても否定出来ませんでした。【なんとかこの環境から抜け出さないと終わってしまう】
そのように考えるようになりガムシャラに挑戦し続けました。
その結果、お客様から直接ご依頼をいただく。この答えに落ち着く事が出来ました。
自分たちの技術と提案を惜しみなくお客様にご提案出来る。熱量も情熱も天と地の差があります。その結果今では、【あんたに頼んで良かった。】【こんなに綺麗になるんだね。】とお褒めのお言葉までいただけるようになりました。
【塗り替え専門店いろことば】 お花にも花言葉という言葉があるようにご自宅を塗装する【色】にもそれぞれ意味合いや効果があると言います。 一棟一棟のご自宅に綺麗な命を宿せるようこの名としておりますここまで長文をお読みいただき誠に有難うございました。 ~塗り替え専門店いろことば 代表 盛合大翔~
















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