外壁塗装の「ケレン作業(下地調整)」とは?必要性・種類・費用相場と失敗しない見積書の見方をプロが徹底解説
- 塗り替え専門店いろことば代表:盛合大翔

- 7月18日
- 読了時間: 19分

外壁塗装や屋根塗装、鉄部塗装の見積書で見かける「ケレン」「ケレン作業」「下地調整」という言葉。
一般の方には聞き馴染みがなく、「本当に必要な作業なの?」「費用を安くするために省け
ないの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか 。
結論から申し上げますと、ケレン作業は塗装工事のなかで「最も重要」と言っても過言ではない、塗装の寿命を左右する極めて重要な下地処理工程です 。
どれだけ高価で高性能な塗料を使用しても、このケレン作業が不十分であれば、数年で塗膜がベリベリと剥がれたり、内部からサビが再発したりしてしまいます 。
本記事では、塗装工事を検討中の方に向けて、ケレン作業の基本定義や目的、4段階に分かれるケレンの種類、費用相場、そして手抜き工事を防ぐための「見積書のチェックポイント」まで、要点をまとめてわかりやすく解説します 。
~目次~
外壁塗装の「ケレン作業(下地調整)」とは?必要性・種類・費用相場と失敗しない見積書の見方をプロが徹底解説
ケレンの定義と語源
高圧洗浄やひび割れ補修との違い
① 新しい塗料を強力に密着させるため
② 鉄部の天敵「サビ」の再発を防ぐため
③ 「目荒らし」で塗膜の耐久性を引き上げるため
④ 凹凸をなくし、なめらかで美しい仕上がりにするため
塗膜の早期剥がれ・浮き
内部サビの進行による破断
塗料の耐用年数が大幅に低下(数年で寿命に)
再施工による余計な二重出費
第1種ケレン(重防食・ブラスト工法)
第2種ケレン(電動工具を用いるサビ落とし)
第3種ケレン(一般住宅塗装で最も標準的)
第4種ケレン(軽い目荒らしや清掃)
手工具(スクレーパー、皮スキ、ワイヤーブラシ、サンドペーパー)
電動工具(ディスクサンダー、グラインダー)
鉄部(雨戸・シャッター・階段など):必須度★★★★★
木部(破風板・軒天など):必須度★★★★★
外壁材(サイディング・ガルバリウムなど):必須度★★★☆☆
平米(㎡)あたりの単価一覧表
費用が変動する要因(劣化状況、高所作業など)
DIYで対応できる軽微な範囲
プロに任せるべき深刻な劣化状態と高所作業
手抜き工事を防ぐ!見積書で確認すべきケレンのチェックポイント
「ケレン一式」という表記の落とし穴
チェックすべき4つの質問リスト
丁寧な作業を行う優良塗装業者の見極め方
1.ケレン作業(下地調整)とは?基本知識と目的

ケレンの定義と語源
塗装業界で使われる「ケレン」とは、主に外壁や屋根、付帯部(雨戸、手すり、シャッターボックスなど)を塗装する前に、「サビ」「古い塗膜」「カビ・コケ・ホコリなどの汚れ」「油分」を除去する下地処理のことを指します 。
語源は英語の「Clean(クリーン)」がなまったもの、あるいは「Scraper(スクレーパー:削り器)」を意味するオランダ語、船の甲板を削る「Kellen」など諸説ありますが、現代の日本の塗装現場では「塗装面をきれいに清め、塗料が張り付きやすい素地を作る作業」という意味で統一されています 。
単なるゴミ掃除ではなく、塗膜を長期にわたって維持するための「塗装の土台作り」です
高圧洗浄やひび割れ補修との違い
下地調整(下地処理)には、ケレンの他にもいくつかの工程があります。それぞれ目的が
異なります 。
高圧洗浄: 水圧を利用して、外壁や屋根の表面に付着した泥汚れ、チョーキング(塗料の粉)、コケ・カビを洗い流す全体的な大掃除 。
ひび割れ(クラック)補修: 外壁に発生した裂け目にシーリング材などを注入し、雨水の侵入を防ぐ構造的な補修 。
ケレン作業: 洗浄だけでは落ちない強固なサビ、固着した旧塗膜のフチ、金属や木材などの頑固な劣化層を手工具や電動工具で物理的に「削り落とす」作業 。
この3つの下地処理がすべて噛み合うことで、初めて高品質な塗装が可能となります 。
2.なぜ必要?ケレン作業が極めて重要とされる4つの理由
塗装は、下地(素材)の上に「塗膜(とまく)」という非常に薄い樹脂の保護膜を形成することで、雨風や紫外線から家を守る仕組みになっています。
ケレンが重要視されるのは、この塗膜の密着にダイレクトに影響を及ぼすからです
① 新しい塗料を強力に密着させるため
塗料は、ツルツルした汚れのある面にはうまく接着しません 。
表面に古い塗膜の剥がれかけやサビ、油分が残ったまま上から塗装を重ねると、新しい塗料は下地に届かず、ゴミや古い塗膜の層に乗っかっただけの状態になってしまいます 。
ケレンによってこれらの障害物を完全に除去し、健全な下地を露出させることで、新しい
塗料が素材と強固に一体化します 。
② 鉄部の天敵「サビ」の再発を防ぐため
鉄部(階段、ベランダ手すり、雨戸など)に発生したサビは、酸素と水がある限り内部で
成長し続けます 。
もしサビを落とさずに上から塗装して蓋をしても、サビの進行は止まりません 。
時間の経過とともに塗膜の内側でサビが膨張し、塗装を持ち上げて破裂させてしまいます これを防ぐためには、サビ止め塗料を塗る前のケレンで、サビの根元を極限まで削り落とす必要があります 。
③ 「目荒らし」で塗膜の耐久性を引き上げるため
ケレンには、表面をあえて傷つけて細かな凹凸(アンカーパターン)を作る「目荒らし(めあらし)」という極めて重要な工程が含まれます 。
つるりとした金属や平滑なプラスチック(塩ビ雨樋など)の表面をやすりで軽くこすり
細かなザラザラ面を作ることで、塗料がその凹凸に入り込んで固まります 。
これは「アンカー効果(投錨効果)」と呼ばれ、接着力を物理的に数倍に高める科学的なアプローチです。
④ 凹凸をなくし、なめらかで美しい仕上がりにするため
古い塗膜の段差や、めくれたサビが残ったまま上塗りを行うと、塗装後の表面にもその形がそのまま凹凸として浮き上がってしまいます 。
特に玄関周り、ベランダの手すりなど目に入りやすい場所では、塗装自体のツヤや美しさが損なわれ、いかにも「手抜きで塗った」ような雑な質感になってしまいます 。
ケレンで表面をなだらかに平滑化することが、美しい美観を得る必須条件です 。
3.ケレンを怠る・省くことで発生する「4大リスク」
もし、下請け業者や知識のない職人がケレン作業を省き、あるいは形だけで適当に済ませてしまった場合、建物の塗装には以下のような深刻なトラブルが確実に発生します 。
【ケレン不足による不具合発生のメカニズム】
サビ・旧塗膜が残る → 新旧塗膜の間に隙間ができる → 雨水や湿気が侵入
→ 内部でサビ・ふくれが急速に拡大 → わずか1〜3年で剥離・崩落
塗膜の早期剥がれ・浮き
もっとも顕著なトラブルが「塗装の剥がれ・ふくれ」です 。
通常、シリコン塗料やフッ素塗料などの高級塗料を塗れば10〜15年は美観を保ちます。
しかし、ケレンをしていない場合は下地自体がグラグラしているため、施工後わずか半年〜2年程度で、新しい塗料がベリベリと剥がれ落ちてしまうのです 。
これは塗料の性能不足ではなく、100%下地処理(ケレン)の不履行が原因です 。
内部サビの進行による破断
サビが残ったまま鉄部を塗装した場合、外見はしばらく綺麗に保たれているように見え
ます 。
しかし内側では確実に酸化が進み、鉄自体をボロボロに侵食していきます 。
気づいたときには手すりや鉄骨階段の強度が著しく低下し、荷重に耐えかねて底が抜けたり、支柱が折れたりといった、人命に関わる大事故に繋がるリスクが生じます 。
塗料の耐用年数が大幅に低下(数年で寿命に)
どれほど素晴らしい塗料であっても、「下地にしっかり密着していること」が本来の寿命を発揮する大前提です。
ケレンの手を抜くと、塗料の耐用年数は通常の3分の1以下にまで落ち込みます 。100万円
以上の高額な工事費用を支払っても、その価値が数年で完全に無に帰してしまいます 。
再施工による余計な二重出費
一度ケレン不足で剥がれてしまった塗装を直すには、塗装の上塗りだけでは解決しません。
剥がれかけた「今回の不具合塗膜」をすべてスクレーパー等で削り落とし、最初からやり
直す必要があります。
この「剥がす作業」には通常のケレン以上の膨大な手間(人件費)がかかるため、初期工事よりもはるかに高額な補修費用を請求される羽目になります 。
4.【1種〜4種】ケレン作業の種類と特徴(JIS規格)

ケレン作業は、建物の構造や錆の発生具合、旧塗膜の劣化具合に合わせて適切に選択できるよう、JIS(日本産業規格)や日本建築学会の仕様により「1種」から「4種」までの4段階に分類されています 。
数字が小さくなるほど重労働で強固な工法となり、費用も高くなります 。
種類 | 目的・内容 | 主な対象物 | 使用する主な道具 | 費用相場(/㎡) |
第1種ケレン | 腐食・サビが最も深刻な状態。 サビや旧塗膜を100%除去し、金属素地を完全に露出させる 。 | 橋梁、高速道路、船舶、化学プラント、大型鉄骨 | ショットブラスト、サンドブラスト、特殊超高圧洗浄 | 数千円〜1万円以上 |
第2種ケレン | 腐食・サビが広範囲でかなり激しい状態。 サビや劣化した旧塗膜を徹底的に研磨・除去する 。 | サビのひどい鉄骨階段、鉄扉、トタン屋根、鉄製手すり | ディスクサンダー、グラインダー、カップワイヤー、電気タガネ | 1,500円〜3,000円前後 |
第3種ケレン | 劣化していない活膜(活きている旧塗膜)は残し、 サビや死膜(浮いた旧塗膜)のみを除去する 。 | 一般戸建て住宅の塗装で最も頻繁に使用される | スクレーパー、ワイヤーブラシ、やすり(サンドペーパー) | 500円〜2,000円前後 |
第4種ケレン | 劣化がほとんど見られない非常に軽い状態。 表面の細かな汚れや粉を落とし、塗料の馴染みを良くする 。 | チョーキングを起こしただけのサイディング、軽微な木部 | サンドペーパー(布やすり)、ほうき、ウエス(布による清掃) | 数百円〜1,000円前後 |
第1種ケレン
極めて重度な防食処理が必要な場合に行われます。
金属表面に砂や金属の粒を凄まじい勢いで叩きつける「ブラスト工法」を用い、完全に鋼板の地肌(銀白色の金属素地)を露出させます 。
粉塵や騒音が凄まじく、大掛かりな防護措置が必要となるため、一般的な一戸建て住宅の塗り替えで第1種ケレンが実施されることはほぼありません 。
第2種ケレン
一般住宅において、長年メンテナンスを怠りサビだらけになってしまった鉄骨階段や、ボロボロになったトタン屋根、ひどく劣化した金属サイディングなどに対して行われます 。
手作業ではサビが落ち切らないため、電動サンダーなどの強力なマシンを駆使し、下地の
鉄を露出させながら磨き上げます 。
第3種ケレン
一戸建ての塗り替えにおいて、もっとも中心となるケレン処理です 。
すべての塗膜を削り落とすのではなく、「手すりのサビている部分」や「パリパリと浮いて剥がれかけている塗膜(死膜)」だけを削り、まだしっかり張り付いている健全な旧塗膜(活膜)はそのまま残します 。
活膜と削った部分の境界線はやすりでなだらかに整え(段差をなくす)、サビ止めや上塗り塗料を塗る準備を行います。
第4種ケレン
ほとんどサビや大きな旧塗膜の剥がれがなく、色あせやチョーキング(壁を触ると白い粉がつく現象)程度で済んでいる健全な状態に行う、ごく軽微な処理です 。
研磨布(サンドペーパー等)を使って表面を優しくこすり、目に見えない細かな汚れを浮かせ、高圧洗浄で落としきれなかった付着物をはらい落とします 。
5.ケレン作業で使用するプロの道具一覧
現場の職人は、被塗装物の素材(金属、木、プラスチックなど)や劣化の深度に合わせて
以下の手工具と電動工具を巧みに使い分けてケレン作業を行っています 。
手工具(ハンドツール)
スクレーパー・皮スキ(かわすき): 金属の鋭い平らな刃がついた工具です 。パリパリとめくれた古い塗膜に差し込み、下地を傷つけないように押し滑らせることで、ペリペリと不要な塗膜をきれいに剥ぎ取ります 。
ワイヤーブラシ: 金属製の頑丈な針金が束になったブラシです 。こびりついた赤サビをザクザクと力強く掻き出すのに非常に適しており、細かな凹凸やサッシの角、フェンスの網目などに用いられます 。
サンドペーパー(やすり)・研磨ロン: 目荒らしに最も重宝される紙・布・不織布製のやすりです 。主に木部やアルミ、塩ビ雨樋、そしてサビ落としをした後の平滑仕上げとして、手作業でくまなく塗装面全体を研磨します 。
電動工具(パワーツール)
ディスクサンダー・グラインダー: 先端に頑丈な研磨用ディスクやワイヤーカップを
取り付け、高速回転させてサビや頑固なエポキシ塗膜を削り取る強力なマシンです 。手作業の数十倍のスピードと切削力があり、第2種ケレンなどの広範囲にわたる深刻な鉄部サビ処理に不可欠です 。
6.【部材別】ケレン作業の必要度とアプローチ
一戸建て住宅には様々な部材が使われており、素材ごとにケレンの目的や重要性が
変わります 。
鉄部(雨戸・シャッター・階段など):必須度★★★★★
対象: スチール製の階段、手すり、雨戸、シャッター、トタン屋根、配管受金具など
アプローチ: 金属は水分と酸素でサビる性質を持つため、サビ止めを塗る前のケレンが最も命取りになります 。サビを残した状態でサビ止め塗料を塗っても、サビの成長は止められません 。徹底的にワイヤーブラシや皮スキ等でこすり落とし、白銀の金属面を少しでも多く出すことが求められます 。
木部(破風板・軒天など):必須度★★★★★
対象: 木製の破風板(屋根の側面)、軒天、バルコニーのウッドデッキ部分、木製格子など
アプローチ: 木材は温度や湿度によって「呼吸(収縮と膨張)」を繰り返します。そのため、塗膜が非常に剥がれやすいのが特徴です。また、傷んで毛羽立った木材表面にそのまま塗っても、塗料が余計に吸い込まれて色ムラの原因になります。ケレンによって、傷んで脆くなった木の繊維をやすりで一皮剥くように削り取り、なめらかな健康体を出してから塗装します。
外壁材(サイディング・ガルバリウムなど):必須度★★★☆☆
対象: 窯業系サイディング、金属サイディング、モルタル壁
アプローチ: モルタル壁や窯業系サイディングそのものにサビは出ないため、基本的には高圧洗浄でのチョーキング除去がメインとなり、ケレンが必要ないこともあります 。しかし、ガルバリウム鋼板などの金属サイディングや、サイディングを固定している金属ビスの頭が露出してサビている部分、雨だれで油分が固着した箇所には、部分的なケレン(第4種〜第3種)が必須となります 。
7. ケレン作業の費用目安と単価相場

ケレン作業の費用は、お住まいの劣化レベルやケレンの度合いによって単価が変わって
きます 。
平米(㎡)あたりの単価一覧表
一般住宅の見積もりにおける、およその単価レンジは以下の通りです 。
ケレンのグレード | 単価相場(1㎡あたり) | 作業時間の目安(30坪住宅) | 該当する主な状況 HTML |
第4種ケレン | 約 300円 〜 1,000円 | 約 半日 〜 1日 | 築10年未満、またはサビ・剥がれがほぼ見られないきれいな状態の塗り替え時。 |
第3種ケレン | 約 500円 〜 2,000円 | 約 1日 〜 2日 | 一般的な塗り替え推奨期(築10〜15年)。部分的なサビ、雨戸や鉄部、木部の浮き塗膜がある。 |
第2種ケレン | 約 1,500円 〜 3,000円 | 約 2日 〜 4日 | 築20年以上、あるいは過去にメンテナンスを全くしておらず、手すりや階段、トタンが赤サビに覆われている。 |
費用が変動する要因
ケレンの基本平米単価に加え、以下の状況では追加費用が考慮されたり、単価が上がったりすることがあります 。
作業箇所の複雑さ: 格子状のフェンス、入り組んだ形のらせん階段など、細かく手作業でしか進められない場所は人工(じんく:職人の手間賃)が余分にかかるため高額になります 。
高所作業の有無: 2階以上の破風板や、屋根のケレンなどは足場が必要な上、落下リスクへの安全対策が必要なため足場代や高所作業費に影響します 。
廃材処分の必要性: 剥がれ落ちた旧塗膜やサビカスが多量に出る場合、適切に回収・処理するための産業廃棄物処分費用が見積りに乗る場合があります 。
8. ケレン作業はDIYで可能?おすすめしない理由と判断基準
近年、YouTubeやブログなどの影響で「DIYで外壁塗装をやってみよう」という動きもありますが、ケレン作業のDIYは、一部の軽微な箇所を除いて原則的におすすめしません 。
DIYで対応できる軽微な範囲
以下のように「地面に足がついており、安全で範囲が狭い」場所であれば、DIYによる
ケレンからサビ止め、塗装まで十分に可能です 。
庭に置いてあるスチール製の物置のサビ落とし
1階床面にあるエアコン室外機の架台、架線の鉄製バンド
1階アプローチの小さなガーデニング用フェンス
鉄製の郵便ポストや表札などの小物類
プロに任せるべき深刻な劣化状態と高所作業
以下の場合は、自身の安全と建物の保護のために必ずプロの塗装業者に依頼してください
高所作業を伴う箇所(2階以上の手すり、樋、破風板など):
身を乗り出してのやすり掛けやサンダーの使用はバランスを崩しやすく、落下の危険性が極めて高いです 。
サビによって金属が薄くなり、穴が開いている:
ただこするだけでは素材自体が崩れてしまいます。金属板の溶接あて木や、パテ埋めなどの「板金補修(大工工事)」が必要となり、塗装だけでは対処不能です 。
旧塗膜が広範囲に浮き上がり、ペリペリ剥がれている:
剥がすべき活膜と、残して良い死膜の境界を見極めるのはプロの熟練の目が必要です 。素人が削ると、削りすぎて下地自体を傷つけてしまう大失敗(えぐれ等)に繋がります 。
健康上のリスク(粉塵の吸引):
特に昭和〜平成初期の古い塗膜を激しく削り取る際、当時の塗料に含まれていた有害な重金属(鉛など)や化学物質の粉塵を吸い込んでしまい、健康を損ねる恐れがあります 。プロは専用の高性能防塵マスクと集塵措置をとって作業します 。
9. 手抜き工事を防ぐ!見積書で確認すべきケレンのチェックポイント
外壁塗装で多発する「手抜き工事(=十分な下地処理をせず、上からただ早く塗って終わらせる)」を防ぐ最大の防波堤は、契約前の見積書チェックです 。塗装業者が提出してきた
見積書を開き、以下の点を確認してください 。
「ケレン一式」という表記の落とし穴
不誠実な業者、または作業を曖昧に誤魔化したい業者の見積書には、以下のように1行だけ記載されていることが多いです 。
【悪い見積書の一例】
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・外壁高圧洗浄 …… 一式
・下地調整(ケレン) …… 一式 30,000円
・外壁上塗り(3回塗り) …… 一式 500,000円
---------------------------
これでは、「どこの部分を、どんな方法(手工具か電動か)で、どの程度(3種ケレンか4種ケレンか)削るのか」が全くわかりません 。
工事が始まってから、職人がやすりで数分撫でて終わりにされても「ケレンはやりました」と言い訳されてしまいます 。
対して、優良業者の見積書は以下のように詳細に分解して書かれています 。
【良い見積書の一例】
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・鉄骨外階段ケレン(第2種/ディスクサンダー・手動併用) …… 15㎡ / 単価1,800円 = 27,000円
・雨戸ケレン・目荒らし(第3種/サンドペーパー・スクレーパー)…… 8枚 / 単価800円 = 6,400円
・塩ビ雨樋 表面目荒らし(第4種) …… 45m / 単価300円 = 13,500円
---------------------------
このように、部位、工法、数量、単価が明確に分かれている見積書を提示する業者は、下地処理の重要性を正しく理解し、職人へ正確な指示を送っている証拠と言えます 。
チェックすべき4つの質問リスト
見積もりを受け取った際、営業担当者や代表親方に以下の4点を聞いてみてください 。
「このケレン作業は、手すりや雨戸などの『鉄部』だけでなく、軒天や破風板などの『木部』『樹脂部』にも適用されますか?」
「今回の見積もりで行うのは、何種ケレンに該当しますか?(2種か、3種か)」
「ケレン作業の様子は、写真を撮って施工報告書として提出してもらえますか?」
「サビ止めを塗る前の状態を、現場で一緒に目視確認することは可能ですか?」
これらの質問に対して、淀みなく具体的な作業内容や「施工写真の提出約束」をしてくれる業者であれば、安心して施工を任せることができます 。
逆に「一式だから大丈夫です」「ケレンなんてどこも大差ないですよ」とあしらうような
業者は、下地処理を軽視している可能性が高いため、契約を避けるのが賢明です 。
丁寧な作業を行う優良塗装業者の見極め方
安さばかりをアピールして極端な値引きをしてくる業者にも注意してください 。
ケレン作業は「どれだけ根気よく、職人が時間と体力を使って削ったか」という人件費そのものです 。
他社より極端に安い見積もりを出せるということは、この地味で時間のかかるケレン作業を省き、職人を早く引き揚げさせることでコストを削減している可能性(手抜きのシグナル)が極めて高いからです 。
郡山市・須賀川市の外壁塗装・屋根塗装なら、地域密着の私たちにお任せください。
無理な勧誘は一切ありません。まずはプロの診断で、今の状態を正確に知ることから始め
ましょう。

まとめ:塗装の寿命は「ケレン処理」の丁寧さで決まる
塗装工事の主役は、色を塗る「塗料」や「ペンキ」そのものだと思われがちです。
しかし実際は、地味で粉塵にまみれながら黙々と下地を削る「ケレン作業」こそが
塗装の寿命を決定づける陰の主役です 。
ケレンは、塗料を素材に強固に食いつかせる(密着性を保つ)ための基礎工事 。
ケレンの手を抜くと、どんな超高級塗料を使っても数年で無惨に剥がれ落ちてしまう 。
一般の住宅塗り替えでは、活膜を残してサビと死膜を落とす「第3種ケレン」がもっとも標準的 。
見積書で「ケレン一式」とだけ曖昧に書かれている場合は注意し、内容の詳細を聞き出すことが失敗回避の鍵 。
大切なお住まいを10年、15年と美しく、強固に守り続けるために、塗装を依頼する際は
ぜひ「丁寧なケレン作業をしてくれるか」という下地処理の目線を持って、信頼できる地元の優良塗装店を選んでください 。
お問い合わせ・ご相談
「自分の家の壁にひびがあるけれど、どんな処理が必要?」「他社の見積書に下地処理の記載がないけれど大丈夫?」といった疑問・不安をお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。外壁診断士・施工管理技士などの有資格者が、あなたのお住まいを細かくチェックし
最適なメンテナンスプランをご提案いたします。
塗り替え専門店いろことば

はじめまして。
塗り替え専門店いろことば 代表の盛合 大翔(もりあいひろと)と申します。この度は
数ある業者の中から当社のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
当社の始まりは元請け会社からお仕事を貰う【下請け】からスタートしました。
毎月、毎月、数をこなす事だけに必死で手抜きの指示があれば指示通り。もはや共犯と言われても否定出来ませんでした。【なんとかこの環境から抜け出さないと終わってしまう】
そのように考えるようになりガムシャラに挑戦し続けました。
その結果、お客様から直接ご依頼をいただく。この答えに落ち着く事が出来ました。
自分たちの技術と提案を惜しみなくお客様にご提案出来る。熱量も情熱も天と地の差があります。その結果今では、【あんたに頼んで良かった。】【こんなに綺麗になるんだね。】とお褒めのお言葉までいただけるようになりました。
【塗り替え専門店いろことば】 お花にも花言葉という言葉があるようにご自宅を塗装する【色】にもそれぞれ意味合いや効果があると言います。 一棟一棟のご自宅に綺麗な命を宿せるようこの名としておりますここまで長文をお読みいただき誠に有難うございました。 ~塗り替え専門店いろことば 代表 盛合大翔~














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