微弾性フィラーとは?外壁塗装におけるメリット・デメリットやシーラーとの違い、費用相場まで徹底解説
- 塗り替え専門店いろことば代表:盛合大翔

- 8月2日
- 読了時間: 11分

外壁塗装の見積書やカタログで目にする「微弾性フィラー」という言葉。
「これってどんな塗料?」「シーラーやプライマーと何が違うの?」「うちの家に適しているの?」と疑問に思っていませんか?
微弾性フィラーは、特にモルタル壁やALC壁の塗り替えにおいて圧倒的なシェアを誇る
極めて重要な下塗り材です。
本記事では、微弾性フィラーの基本特性からメリット・デメリット、他の下塗り材との
違い、さらには工法や施工時の注意点まで、外壁塗装を検討中の方へ向けて分かりやすく
解説します。
~目次~
微弾性フィラーとは?外壁塗装におけるメリット・デメリットやシーラーとの違い、費用相場まで徹底解説
微弾性フィラーの定義と特徴
フィラーとシーラーの役割を兼ね備える理由
なぜ「微弾性」が外壁に必要なのか?
ヘアークラック(微細なひび割れ)をしっかり埋める
塗膜が伸び縮みし、新たなひび割れの表面化を防ぐ
厚塗りで下地調整や模様付け(テクスチャー変更)が可能
水性塗料のため臭いが少なく環境・人体に優しい
施工の手間・コストを削減できる(シーラー不要の一体型)
サイディングボードや金属系外壁には適さない
塗膜の乾燥に時間がかかる
施工(塗り方)に技術が求められる
既存塗膜の劣化が激しい場合は事前にシーラーが必要
シーラー(カチオンシーラー等)との違い
プライマーとの違い
適用できる外壁材の比較表
なみがた模様仕上げ(波型ローラー工法/厚塗り)
滑らか仕上げ(ウールローラー工法/薄塗り)
吹き付け工法
単価相場(平米あたり)
耐久年数とメンテナンスサイクル
外壁の状態に応じた下塗り材を提案してくれるか
希釈率や乾燥時間を正しく守っているか
1.微弾性フィラーとは?基礎知識と役割

微弾性フィラーの定義と特徴
「微弾性フィラー」とは、外壁塗装の下塗り工程(3回塗りの1回目)で使用される下塗り材の一種です。
英語の「Filler(埋めるもの、充填剤)」という名の通り、外壁表面の微細な段差や小さなひび割れ(ヘアークラック)を埋めて表面を平滑に整える役割を持っています。
最大の特徴は、塗膜が固化した後もゴムのような「粘り強さ」と「柔軟性(伸縮性)」を
保つ点です。
フィラーとシーラーの役割を兼ね備える理由
従来の下地処理では、下地に塗料を吸い込ませて密着を高める「シーラー(浸透型)」を
塗った後に、ひび割れを埋めるための「フィラー(厚塗り型)」を塗るという2工程が
必要でした。
しかし、微弾性フィラーは「シーラーの下地密着機能」と「フィラーのひび割れ補修・厚塗り機能」の両方を兼ね備えた万能塗料として開発されました。
これにより、作業効率が飛躍的に向上し、現代の塗り替えリフォームにおける標準的な
下塗り材として広く普及しています。
なぜ「微弾性」が外壁に必要なのか?
日本の住宅外壁(特にモルタルやコンクリート)は、季節の気温変化による熱膨張・収縮や、地震・道路からの振動、乾湿の繰り返しによって日常的に微小な動きを起こして
います。
硬い塗膜で覆ってしまうと、下地の動きに耐えきれず塗膜ごとひび割れてしまいますが
柔軟性のある「微弾性フィラー」を下地に塗っておくことで、下地が動いても塗膜が追従
して伸び縮みし、表面へのひび割れ発生や雨水の侵入を防ぐことができます。
2.微弾性フィラーを使用するメリット
1. ヘアークラック(微細なひび割れ)をしっかり埋める
幅0.3mm以下の微細なひび割れ(ヘアークラック)であれば、事前に行う大がかりな
コーキング補修をしなくても、微弾性フィラーを塗布するだけでキレイに隙間を埋めることができます。
2. 塗膜が伸び縮みし、新たなひび割れの表面化を防ぐ
弾性塗膜の追従性により、建物が揺れたり動いたりした際にもひび割れの表面化を抑止
します。防水性の向上にも大きく貢献します。
3. 厚塗りで下地調整や模様付け(テクスチャー変更)が可能
粘度が高い塗料であるため、厚く塗ることが可能です。
波型ローラー(マスチックローラー)を使用することで、外壁表面に「波柄模様(ゆず肌模様)」を作り出し、意匠性を高めたり、古い外壁の凹凸や補修跡を綺麗に隠すことが
できます。
4. 水性塗料のため臭いが少なく環境・人体に優しい
微弾性フィラーの多くは水性(水普及型)塗料です。
油性(溶剤系)塗料独特のシンナー臭が少なく、近隣への配慮や施工現場の住人・職人の
健康面、環境面においても安全性が高いというメリットがあります。
5. 施工の手間・コストを削減できる(シーラー不要の一体型)
シーラー機能とフィラー機能が融合しているため、工程数を減らすことができ、工期の短縮および人件費・材料費のコストダウンにつながります。
3.微弾性フィラーのデメリットと注意点
1. サイディングボードや金属系外壁には適さない
微弾性フィラーは主にモルタルやALC、コンクリートなどのセメント系下地に威力を発揮
します。
窯業系サイディングや金属系サイディング、トタンなどに塗ると、塗膜が密着しにくかったり、サイディングが熱で変形した際に塗膜に膨れ(水分や熱による膨張)が生じるリスクがあるため、原則として使用を避けるか専用の下塗り材を選択する必要があります。
2. 塗膜の乾燥に時間がかかる
さらっとした液状のシーラーに比べ、微弾性フィラーは厚みを持って塗るため、乾燥に時間がかかります。
施工時の天候(湿度や気温)に左右されやすく、十分な乾燥時間を置かずに上塗りを重ねると、施工後に剥がれや膨れといった施工不良の原因になります。
3. 施工(塗り方)に技術が求められる
粘度が高いため、均一に塗り伸ばすには職人の高い技術が必要です。
特に厚塗り仕上げや模様付けを行う場合、塗りムラがあると上塗り材の発色やツヤ感にムラが出てしまい、仕上がりの美しさに直結します。
4. 既存塗膜の劣化が激しい場合は事前にシーラーが必要
長年メンテナンスされておらず、手で触ると粉が大量につく「チョーキング現象」が激しい外壁や、吸い込みが非常に強い外壁の場合、微弾性フィラーを直接塗っても下地に吸い込まれてしまい、十分な密着力が得られないケースがあります。
その場合は、事前に「透明な浸透型シーラー」を下塗りした上で、さらに微弾性フィラーを塗るという「下塗り2回工程」が必要になります。
4.他の下塗り材(シーラー・プライマー)との違い

外壁塗装では下地や目的に応じて下塗り材を使い分けます。それぞれの特徴と適正を把握しておきましょう。
項目 | 微弾性フィラー | シーラー(カチオンシーラー等) | プライマー |
主な用途 | モルタル・ALCのひび割れ補修・下地調整 | 吸い込み防止・下地との密着強化 | 金属等の防錆・密着性向上 |
塗膜の厚み | 厚い(厚塗り・模様付け可能) | 極めて薄い(サラサラしている) | 薄い |
弾性(伸縮性) | あり(微弾性) | なし | なし |
主な対象外壁 | モルタル、ALC、コンクリート | サイディング、既存塗膜が比較的良好なモルタル | 金属系サイディング、トタン、アルミ |
傷補修能力 | 高い(ヘアークラックを埋める) | 低い(クラックは埋められない) | 低い |
5.微弾性フィラーの主な施工工法(塗り方)
微弾性フィラーは使用するローラーや工具によって仕上がりの表情(テクスチャー)が
変わります。
1. なみがた模様仕上げ(波型ローラー工法/厚塗り)
特徴:
網目状になった特殊な「マスチックローラー(波型ローラー)」を使用し、フィラーをぽってりと厚く塗り付けます。
メリット:
塗膜が厚くなるため防水性・耐久性が向上し、ひび割れ追従性が最も高くなります。豪華な波型模様(サザナミ模様)に仕上がります。
適した外壁:
クラックが多いモルタル壁、質感を一新したい場合。
2. 滑らか仕上げ(ウールローラー工法/薄塗り)
特徴:
一般的な毛丈の「ウールローラー」を用いて、薄く均一に塗り伸ばす工法です。
メリット:
材料の使用量が少なく施工がスピーディーなため、工事費用を抑えられます。既存の外壁模様や質感をそのまま残すことができます。
適した外壁:
ひび割れが少ない比較的状態の良い外壁。
3. 吹き付け工法
リシンガンなどの吹き付け機器を使用し、微弾性フィラーを噴霧してパターン(スタッコ模様やリシン模様)を作る工法です。広範囲の施工に適していますが、飛散対策(徹底した養生)が必要です。
6.微弾性フィラーの費用相場と耐久年数
単価相場(平米あたり)
外壁塗装における下塗り工程での微弾性フィラー施工単価の目安は以下の通りです。
薄塗り(ウールローラー施工): 600円 ~ 1,000円 / ㎡
厚塗り(マスチックローラー波型仕上げ): 900円 ~ 1,500円 / ㎡
※価格は足場代や高圧洗浄費、中塗り・上塗りの塗料代は含まない「下塗り施工単価」の
目安です。厚塗りは塗料の使用量が増えるため単価が上がります。
耐久年数とメンテナンスサイクル
微弾性フィラー自体の耐久性は、組み合わせる「中塗り・上塗り塗料(シリコン、フッ素、無機など)」の耐久性に左右されますが、下塗り材としての保持機能は一般的に8年〜15年程度です。
7. 失敗しない外壁塗装業者の選び方
微弾性フィラーを適切に施工し、建物の寿命を延ばすためには、信頼できる塗装業者を
選ぶことが欠かせません。
我が家の外壁材に適した提案をしてくれるか
サイディングなのに「微弾性フィラー」を一律で提案してくる業者は知識不足の可能性があります。モルタルやALCなどの特性に合わせた提案をしてくれるか確認しましょう。
「厚塗り」か「薄塗り」かの説明があるか
見積書に単に「微弾性フィラー」とだけ書かれている場合、どの工法(ウールローラーかマスチックローラーか)で塗るのか確認しましょう。ひび割れが多い場合は厚塗りの提案が望ましいです。
希釈率や乾燥時間などのメーカー規定(仕様書)を遵守しているか
微弾性フィラーは水で希釈して使用しますが、薄めすぎると弾性性能や密着性が著しく低下します。施工マニュアルを守る丁寧な職人・施工店を選びましょう。
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まとめ:
微弾性フィラーは、モルタル壁やALC壁の塗り替えにおいて、ひび割れ対策と防水性・密着性を同時に叶えてくれる非常に優秀な下塗り材です。
ひび割れ(ヘアークラック)が気になる外壁に最適
弾性のある塗膜が建物の揺れに追従し防水性を高める
「厚塗り(波型模様)」と「薄塗り」で費用や仕上がりが変わる
サイディングや金属系外壁には不向きな点に注意
外壁塗装を成功させるカギは、上塗り塗料の種類だけでなく「下地と下塗り材の相性」に
あります。
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塗り替え専門店いろことば

はじめまして。
塗り替え専門店いろことば 代表の盛合 大翔(もりあいひろと)と申します。この度は
数ある業者の中から当社のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
当社の始まりは元請け会社からお仕事を貰う【下請け】からスタートしました。
毎月、毎月、数をこなす事だけに必死で手抜きの指示があれば指示通り。もはや共犯と言われても否定出来ませんでした。【なんとかこの環境から抜け出さないと終わってしまう】
そのように考えるようになりガムシャラに挑戦し続けました。
その結果、お客様から直接ご依頼をいただく。この答えに落ち着く事が出来ました。
自分たちの技術と提案を惜しみなくお客様にご提案出来る。熱量も情熱も天と地の差があります。その結果今では、【あんたに頼んで良かった。】【こんなに綺麗になるんだね。】とお褒めのお言葉までいただけるようになりました。
【塗り替え専門店いろことば】 お花にも花言葉という言葉があるようにご自宅を塗装する【色】にもそれぞれ意味合いや効果があると言います。 一棟一棟のご自宅に綺麗な命を宿せるようこの名としておりますここまで長文をお読みいただき誠に有難うございました。 ~塗り替え専門店いろことば 代表 盛合大翔~














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